最近の美鞠ちゃんは、一味変わってきました。
「美鞠、21歳なのに、ママは一人でお留守番させてくれないの」
「美鞠、一人暮らしできない」
「えっと、えっと、お電話来たら、受話器を置いて(テーブルに受話器を置くしぐさで練習を繰り返し)、ママに「でんわ!」って言う」←これを何度も何度も繰り返して覚えてたw
と、今までにない行動を見せるようになってきました。
これは、脳が発達して、周りが見えるようになってきたからなんですね。
人は、理由がわからないと、ちゃんと動けません。
ぼーっとして、考えることもできません。
一人で留守番したかったら、ママに逆らって「良いから行ってよ!ほっといてよ!」と言えば良いのですが、まだ、そこまで発達してないので、子供のように「仕方ないなぁ〜 ママ、心配性だから〜」と、言われるままについてきます。
子供は自我があるようで無いので、親に嫌われないように、親の気分を害しないように、親の顔色を伺って自分の立ち位置を探るわけですが、親が気分屋だったり、一貫性が無かったり、理不尽に怒鳴る殴る蹴るをしていたら、不安定で思考力がない子供に育ってしまいます。
自閉症教育なんて、一貫性がなかったらできません。
学校と家庭と連携して、一本筋を通して成長を促す訓練をしなくちゃいけません。
美鞠の筋は、自立訓練です。
一昨日、洗濯機が壊れました。
洗濯の途中で壊れたので、中には濡れた洗濯物が入ってました。
美鞠は、一人で、これに対処できないと言いました。
これは、すごい進歩です。
ママが、濡れた洗濯物を、綺麗に洗う方法を見つけ、新しい洗濯機を買いに行き、古い洗濯機と梱包資材の廃棄を手配する様子が、おぼろげながら理解できるから「美鞠できない」と答えを出せました。
あの子は「できる」「できない」「わからない」のみっつの世界で生きてます。
そして、8割がた「わからない」です。
もう、高校の数学とかできないので、脳トレは勉強ではできないし、別の方法を考えなくちゃねぇ。。。と、家事をさせているんですが、その監督はしっかりしています。
手抜きの方法もついでに伝授して(埃じゃ死なないw)、上手に、脳疲労起こさないように、自分の体と相談して洗濯物をたたんで片付けて、料理の手伝いをして、洗い物をして。。。と、頑張っています。
さてさて、セカンドステージには、お友達とお出かけってのがあるんですが、困った。。。
ママが、心配でできないんじゃないかと、一抹の不安が(笑)
美鞠にも「ママ、心配性」って言われて、笑われてますが心配ですよねぇ。
武士も、心配性だから「ママ、ついて行きな」って言うんですよね。
二人で、心配性だから、美鞠、なかなか自由に動けません。
ま、いいや、何か手を探さなくちゃなぁ。。。