日曜日の朝、ふとNHK教育をつけて、これは一体・・・?!と釘付けになる人続出!
知る人は11月からテキストを購入して12月から4ヶ月の至福の時間に思いを馳せ、知らなかった人もその教師の真摯な教え方、生徒役のダンサーの未熟さがあるもののサラブレッド揃いの生まれ持っての典雅な美しさに魅了されいつしか惹きこまれていく・・・。
はい、始まって一ヶ月たちましたが、期待を遥に上回る出来映え、担当のNHKの職員にお礼のお歳暮を送ろうかとわたくし真剣に年末に悩んだ(笑)ものですが、ただいま絶好調の、NHK教育TVが贈る映像の宝石、「スーパーバレエレッスン」。講師は、パリ・オペラ座バレエ団の厳しい階級社会の頂点に立つ主役級ダンサー”エトワール”の中でも、その踊りの抜きん出たテクニック、端正さ、エレガントなサポート、作品に対する深い洞察力、で、別格とされるマニュエル・ルグリがそのキャリアの頂点に立つ今、持てるもの全てを惜しみなく与えるスリリングなレッスンが毎週火曜日の午後7:25から7:50の25分間、繰り広げられています。(日曜日の朝7:40から8:05に再放送あり)
ルグリ先生
オペラ座バレエ学校時代のルグリ先生
生徒役は、パリ・オペラ座バレエ団現役ダンサー。カドリーユかコリフェと言われる、群舞中心に踊っている階級に属している若手の中でも期待のダンサーが選りすぐられて。
コールド・バレエといえども、家族の体型から本人の骨格まで厳しく選別されてきたバレエ・エリートたち。未だ舞台ではその機会を与えられてはいないけれども虎視眈々といつかは・・・と 狙っている大きな役のグラン・パ・ド・ドゥ(主役の男女の見せ場の踊り)やソロのヴァリアシオンを、憧れのエトワール、ルグリの直接指導でそのスピリットを教わるわけなので、俄然熱が入るというもの。
レッスンを受ける場所も、彼らがリハーサルルームとして使っている、オペラ座内の「リファールの間」。伝説的なコレオグラファーの名を冠したア-ル・デコ様式の部屋もテレビカメラが入ったのは今回が初めてだとか。
番組の最後に、階級が上のソリストクラスであるスジェやプルミエール・ダンスーズ、あるいはエトワールが衣装を身に着けて模範演技を見せてくれるのも嬉しい。
勿論、指導をしながら男女、それぞれの踊りを踊ってみせるルグリの動きを追うだけでもタメ息ものなのですけれども・・・
取り上げられている作品も、12月前半はロマンティック・バレエの代表作である「ジゼル」の2幕の幻想的なシーン。後半から1月前半はテクニックと華やかさを誇示するこれぞザ・クラシック・バレエの「眠りの森の美女」の第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ。
1月後半から2月頭にかけては「ロミオとジュリエット」の出会いから愛を確かめ合う非常にエモーショナルな演技を求められるバルコニー・シーン。
2月第2週はモダン・クラシックの巨匠、”バレエの哲学者”モーリス・ベジャールの作品「アレポ」。
2月後半は20世紀を代表する振付家の1人、”バレエの詩人”イリ・キリアンの「優しい嘘」。
3月第1週は”バレエの小説家”ジョン・ノイマイヤーの「スプリング・アンド・フォール」。
第2週はクラシックの男性舞踊手の代表的なソロ・ヴァリアシオンである、「眠りの森の美女」の青い鳥のヴァリアシオン。
そして「ラ・シルフィード」のジェームスのヴァリ。
最後の週はウルトラ・モダン、ウィリアム・フォーサイスの「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」
古典から現代作品まで、今のオペラ座バレエ団のレパートリーを万遍なく見せてくれる、と、同時に質の高い訴求力のある作品で、バレエというパフォーミング・アートの魅力を端的な形で紹介してくれるラインナップ。とりわけ、クラシックの基礎が身体に叩き込まれたダンサーによるモダン作品の美しさ・先鋭性は他のバレエ団とは一味違うエスプリを持ったオペラ座の持つ独特の魅力が発散されていて要注目!!
知る人は11月からテキストを購入して12月から4ヶ月の至福の時間に思いを馳せ、知らなかった人もその教師の真摯な教え方、生徒役のダンサーの未熟さがあるもののサラブレッド揃いの生まれ持っての典雅な美しさに魅了されいつしか惹きこまれていく・・・。
はい、始まって一ヶ月たちましたが、期待を遥に上回る出来映え、担当のNHKの職員にお礼のお歳暮を送ろうかとわたくし真剣に年末に悩んだ(笑)ものですが、ただいま絶好調の、NHK教育TVが贈る映像の宝石、「スーパーバレエレッスン」。講師は、パリ・オペラ座バレエ団の厳しい階級社会の頂点に立つ主役級ダンサー”エトワール”の中でも、その踊りの抜きん出たテクニック、端正さ、エレガントなサポート、作品に対する深い洞察力、で、別格とされるマニュエル・ルグリがそのキャリアの頂点に立つ今、持てるもの全てを惜しみなく与えるスリリングなレッスンが毎週火曜日の午後7:25から7:50の25分間、繰り広げられています。(日曜日の朝7:40から8:05に再放送あり)
ルグリ先生
オペラ座バレエ学校時代のルグリ先生
生徒役は、パリ・オペラ座バレエ団現役ダンサー。カドリーユかコリフェと言われる、群舞中心に踊っている階級に属している若手の中でも期待のダンサーが選りすぐられて。
コールド・バレエといえども、家族の体型から本人の骨格まで厳しく選別されてきたバレエ・エリートたち。未だ舞台ではその機会を与えられてはいないけれども虎視眈々といつかは・・・と 狙っている大きな役のグラン・パ・ド・ドゥ(主役の男女の見せ場の踊り)やソロのヴァリアシオンを、憧れのエトワール、ルグリの直接指導でそのスピリットを教わるわけなので、俄然熱が入るというもの。
レッスンを受ける場所も、彼らがリハーサルルームとして使っている、オペラ座内の「リファールの間」。伝説的なコレオグラファーの名を冠したア-ル・デコ様式の部屋もテレビカメラが入ったのは今回が初めてだとか。
番組の最後に、階級が上のソリストクラスであるスジェやプルミエール・ダンスーズ、あるいはエトワールが衣装を身に着けて模範演技を見せてくれるのも嬉しい。
勿論、指導をしながら男女、それぞれの踊りを踊ってみせるルグリの動きを追うだけでもタメ息ものなのですけれども・・・
取り上げられている作品も、12月前半はロマンティック・バレエの代表作である「ジゼル」の2幕の幻想的なシーン。後半から1月前半はテクニックと華やかさを誇示するこれぞザ・クラシック・バレエの「眠りの森の美女」の第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ。
1月後半から2月頭にかけては「ロミオとジュリエット」の出会いから愛を確かめ合う非常にエモーショナルな演技を求められるバルコニー・シーン。
2月第2週はモダン・クラシックの巨匠、”バレエの哲学者”モーリス・ベジャールの作品「アレポ」。
2月後半は20世紀を代表する振付家の1人、”バレエの詩人”イリ・キリアンの「優しい嘘」。
3月第1週は”バレエの小説家”ジョン・ノイマイヤーの「スプリング・アンド・フォール」。
第2週はクラシックの男性舞踊手の代表的なソロ・ヴァリアシオンである、「眠りの森の美女」の青い鳥のヴァリアシオン。
そして「ラ・シルフィード」のジェームスのヴァリ。
最後の週はウルトラ・モダン、ウィリアム・フォーサイスの「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」
古典から現代作品まで、今のオペラ座バレエ団のレパートリーを万遍なく見せてくれる、と、同時に質の高い訴求力のある作品で、バレエというパフォーミング・アートの魅力を端的な形で紹介してくれるラインナップ。とりわけ、クラシックの基礎が身体に叩き込まれたダンサーによるモダン作品の美しさ・先鋭性は他のバレエ団とは一味違うエスプリを持ったオペラ座の持つ独特の魅力が発散されていて要注目!!