27日の土曜日、会社帰りに立ち寄った、麻布のきものやさん「らくや」さんのイベントです。
30日まで、銀座のかねまつホールにて。
時間は11時から8時、最終日は5時までです。
石田節子さんの着物、と言えば、シックでおとなしめの色合いの紬のワントーンコーディネート。
着付けはゆったり、都会で現代の女性が気負わず着られる着物、というコンセプトがイメージでしたので、アンティークの豪華な振袖中心の今回の展示には、驚きました。
豪華な婚礼衣装に振袖、着付けも着物を重ねにしたり、半襟も帯地かと見まごう程のボリュームある金糸の豪奢なものなどが使われて、見ごたえあり。
ほとんどが、石田さんのコレクションのアンティークもの。写真をUPしたお着物は、30万ほどで、レンタルに出されているお品だそうです。
わたくしが気になったのは、紫の付け下げを重ねにしたもの。裾模様が、ターコイズからグリーンの棕櫚の葉と南国の花で、華やか。重ねにしているので裾が翻ってもまた裾模様が・・・というのは着て実際に動いている女性を見てみたいものだと思わせる着こなしでした。この着物に合わせた半襟も、大変にボリュームのある豪華な刺繍で、襟元と裾にポイントのある技あり着物で素敵でした。
展示場の半分はこのような、石田さんってもともとは目黒の池田さんにいらしたのね、という出自を思い起こさせるアンティークの世界。
残り半分は「移動らくや」、という平素麻布のらくやさんで扱っていらっしゃるお品プラス、お付き合いのある問屋さんから出品された反物や小物の展示販売会場。
もともと、らくやさんは反物については通常の呉服屋さんの1~2割抑えた価格設定をされているので、今回も比較的リーズナブルな反物がたくさん。明るいトーンの色目で単衣の無地紬を今年は・・と思っていたので、いくつかチェックしていましたら、販売員の方が、単衣ならこちらがお奨めですよ、と見せてくださったのが、伊那紬。
30cmほどが一パターンで、ブルーの濃淡の横縞が10cmほど、残りの20cmほどは淡い生成り地に淡いモスグリーンで小さな格子柄が。遠めに見ると白地にブルーの濃淡の横段のお着物として、かなり大胆な意匠です。
肩にかけていただくととても顔映りが良く、実際に巻き巻きしていただくと更に素敵!
無地・・・と思っていたのですが、こんな大きな縞柄もまたお着物ならでは、で良いものだなぁと思ったことでした。
あわせる帯も意外と選ばない。芥子・茶系の枡倉さんの帯も合いますし、ハンナリとした淡い芥子に昭和レトロな花柄も素敵。石田さんからのお奨めです、と渡されたのは、深い紺色の結城の帯で、お太鼓と前帯のあたりには織の格子の交点にポチッと入ったロイヤルブルーが水玉模様のような、粋な帯。
これにクリームイエローの帯締めと帯揚げで・・・とコーディネートしていただくと本当に爽やかでキッパリとした強さのある着姿。お値段が反物で30万強、帯は35万くらいでしたでしょうか。
ちょっと違いますが、右の真ん中の反物がイメージとしては近いでしょうか・・・。
もう一つ惹かれたのは、プレタがあると伺ったのですが・・・とお聞きして、見せていただいたコーナーにあった仮仕立てのお着物。雑誌で掲載されたとかで大変お買い得だそう。こっくりとしたピンク色に葡萄酒色で片端5cmほどに色が入った反物を追っかけで仕立てたもの。つまり、右袖は手元に、左袖は肩口にラインが入り、後はセンター、、前は上前にそのラインが来る、かなり大胆な意匠です。
当然染めてから織るわけで、こういう反物は見た目シンプルですが、その手間と緻密さを思うと。。。
ともに身長がある人のほうが似合うタイプで、大変惹かれました。
こちらは10万弱だったかな?プラスお仕立て代でお願いできるそうです。
一月は帯買いに走った割には、実際に着物を着る機会(というか気力?)がなかったのですが、来月は頑張らねば、と意欲が湧いて参りました・・・
30日まで、銀座のかねまつホールにて。
時間は11時から8時、最終日は5時までです。
石田節子さんの着物、と言えば、シックでおとなしめの色合いの紬のワントーンコーディネート。
着付けはゆったり、都会で現代の女性が気負わず着られる着物、というコンセプトがイメージでしたので、アンティークの豪華な振袖中心の今回の展示には、驚きました。
豪華な婚礼衣装に振袖、着付けも着物を重ねにしたり、半襟も帯地かと見まごう程のボリュームある金糸の豪奢なものなどが使われて、見ごたえあり。
ほとんどが、石田さんのコレクションのアンティークもの。写真をUPしたお着物は、30万ほどで、レンタルに出されているお品だそうです。
わたくしが気になったのは、紫の付け下げを重ねにしたもの。裾模様が、ターコイズからグリーンの棕櫚の葉と南国の花で、華やか。重ねにしているので裾が翻ってもまた裾模様が・・・というのは着て実際に動いている女性を見てみたいものだと思わせる着こなしでした。この着物に合わせた半襟も、大変にボリュームのある豪華な刺繍で、襟元と裾にポイントのある技あり着物で素敵でした。
展示場の半分はこのような、石田さんってもともとは目黒の池田さんにいらしたのね、という出自を思い起こさせるアンティークの世界。
残り半分は「移動らくや」、という平素麻布のらくやさんで扱っていらっしゃるお品プラス、お付き合いのある問屋さんから出品された反物や小物の展示販売会場。
もともと、らくやさんは反物については通常の呉服屋さんの1~2割抑えた価格設定をされているので、今回も比較的リーズナブルな反物がたくさん。明るいトーンの色目で単衣の無地紬を今年は・・と思っていたので、いくつかチェックしていましたら、販売員の方が、単衣ならこちらがお奨めですよ、と見せてくださったのが、伊那紬。
30cmほどが一パターンで、ブルーの濃淡の横縞が10cmほど、残りの20cmほどは淡い生成り地に淡いモスグリーンで小さな格子柄が。遠めに見ると白地にブルーの濃淡の横段のお着物として、かなり大胆な意匠です。
肩にかけていただくととても顔映りが良く、実際に巻き巻きしていただくと更に素敵!
無地・・・と思っていたのですが、こんな大きな縞柄もまたお着物ならでは、で良いものだなぁと思ったことでした。
あわせる帯も意外と選ばない。芥子・茶系の枡倉さんの帯も合いますし、ハンナリとした淡い芥子に昭和レトロな花柄も素敵。石田さんからのお奨めです、と渡されたのは、深い紺色の結城の帯で、お太鼓と前帯のあたりには織の格子の交点にポチッと入ったロイヤルブルーが水玉模様のような、粋な帯。
これにクリームイエローの帯締めと帯揚げで・・・とコーディネートしていただくと本当に爽やかでキッパリとした強さのある着姿。お値段が反物で30万強、帯は35万くらいでしたでしょうか。
ちょっと違いますが、右の真ん中の反物がイメージとしては近いでしょうか・・・。
もう一つ惹かれたのは、プレタがあると伺ったのですが・・・とお聞きして、見せていただいたコーナーにあった仮仕立てのお着物。雑誌で掲載されたとかで大変お買い得だそう。こっくりとしたピンク色に葡萄酒色で片端5cmほどに色が入った反物を追っかけで仕立てたもの。つまり、右袖は手元に、左袖は肩口にラインが入り、後はセンター、、前は上前にそのラインが来る、かなり大胆な意匠です。
当然染めてから織るわけで、こういう反物は見た目シンプルですが、その手間と緻密さを思うと。。。
ともに身長がある人のほうが似合うタイプで、大変惹かれました。
こちらは10万弱だったかな?プラスお仕立て代でお願いできるそうです。
一月は帯買いに走った割には、実際に着物を着る機会(というか気力?)がなかったのですが、来月は頑張らねば、と意欲が湧いて参りました・・・