maria-pon

お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

Paris散歩④パレ・ロワイヤル

2007-03-17 23:48:45 | 
セルジュ・ルタンスの作品に導かれるようにして、装飾美術館の北、パレ・ロワイヤルに。


なにやら可愛いMETROの入り口。

ルイ13世の宰相リシュリューの館だったのを、ルイ13世が譲り受け、13世の死後幼いルイ14世がルーブル宮から移り住んだことでパレ・ロワイヤル(王宮)と呼ばれるようになったという、広大な中庭を有する回廊状の建物。
現在では文化庁が入っている他、建物の1Fには、画廊やブティックなども。



子供や観光客が乗ってポーズを取っていたのでわたくしも・・・。
可愛い日本人(かと思ったら中国の娘さん)2人連れに頼んで撮って頂きました

1986年完成のダニエル・ビュラン作の白黒ストライプの円柱260本。
こういうモダンアートを歴史的建造物に合わせる辺りが(ルーブルのピラミッド然り)フランス人好みなのでしょう。



大きな噴水が、真っ直ぐな並木道の中央に配されています。
回廊からもれる光と夕暮れの淡いグレーに彩られたヒンヤリとした空気のコントラストが美しい。
本当に美しい都市だな、とシミジミする瞬間です。

ここに、セルジュ・ルタンスがプロデュースした資生堂のパリ・サロンがあり、この店舗限定の香水を買おうという魂胆。。。





Paris散歩③装飾美術館

2007-03-17 00:15:53 | 
またParis話に戻ります(笑)

装飾美術館、各年代のインテリア再現とともに、現代の優れたインテリアデザインを紹介するフロアも充実。

こんな、バ-バレラが座っていそうな椅子や


このような、金属の覆いの中にシンプルな木の椅子が潜んでいるものなど、デザインとして面白いものが色々。

装飾美術館を出ると、チケット売り場を挟んで対面するように、モード美術館もあり、昔は常設が面白かったのですが。非常に趣味の良いNYの上流婦人の寄贈品で1950年代のシックなシャネルの黒とミッドナイトブルーのイブニングドレスのコレクションの洗練された美しさなどは忘れられません・・・。
こちらは、このときは大好評のうちに幕を閉じた「バレンシアガ展」を終えて、「J.P.ゴルチエ展」の準備中ということでCLOSE。
1950年代にトップクチュリエとしてその天才ぶりでパリの寵児となったクリストバル・バレンシアガの回顧展、ということで160点の作品と、彼のアート・ディレクターで最近再評価されている二コラ・ゲスキエールのクリエーションも同時に展示されていたそう・・・。
残念。見たかったです。
ジュエリーの常設は開いていましたので、こちらのこじんまりとした非常に素晴らしいコレクションを堪能。



帯止めにも良さそうな(笑)ブシュロンのアールデコの珊瑚のブロ-チ。

上階はMusee de la piublicite.
この広告美術館のスペースでは「Publicity Photography in France Fril Man Ray to Jean Paul Goude」と題して、1920年頃から現代に至る、芸術的な広告写真のオリジナルプリント、及び、パブリシティに掲載された当時の資料を展示。
見覚えのある広告写真のオリジナル・プリントの美しさに目を奪われました。



資生堂のINOUIのクリエーションで有名なセルジュ・ルタンスの作品です。

他には、Guido Moscaficoや、1980年代スーパーモデル時代を駆け抜けたPeter Lidbergh、透明感のあるダークな作風で印象深いPierre Johan、イラストタッチの瀟洒なモード写真が個性的なClaude Ferrandなど興味深い展示が。