すっかり時期を逸してしまいましたが、とばすわけにはいかないイベント・・・。
9月14日(日)「ジゼル」期間中にNBSの会員向け特別企画として、ルグリ先生の東京バレエ団若手への公開レッスンがありました。
18:30から五反田ゆうぽうとホールにて。
この日、ルグリ先生は斉藤由佳里さんを相手役に、15:00からの公演を終えてのご登場。
ハードスケジュールですね~。
演目はキルトスカートでご察知の通り、「ラ・シルフィード」
第一幕のオンブル・・・ジェームスにしか見えない空気の精シルフィードと実際の婚約者村娘エフィーとかわるがわる踊るパ・ド・トロワですね。
写真は左からピアニストの高岸浩子さん、エフィー役の阪井麻美さん、ジェームスの松下裕次さん、ルグリ先生、そしてシルフィードは吉川留衣さん。
松下さんのジェームスのヴァリエーションから指導が始まり、肩のポジションについての注意が。
松下さんは技術があるのですがレッスンの冒頭、今ひとつ優雅に見えなかったのは回転やジャンプのときなど、肩に力が入って上がってしまっているから。肩をおとして首から肩のラインに広がりを見せるだけでグッと洗練された感じに見えるなど、ルグリ先生のアドヴァイスは具体的。
あと音の取り方、パートナーとの絡みが入ると空間の使い方、距離のとり方など、ルグリ先生、言葉で確実に指摘するだけではなく、ハミングし、実際にやって見せて、短い時間の間にどんどん場面を進めます。
次にエフィ、そしてシルフ、最後に3人のPDTを。
ほっそりとしたバレリーナらしい美しい身体のラインとキレイなお顔立ちの吉川さんがフワッとルグリ先生にリフトされると本当に空中を妖精が浮遊しているかのよう・・・。
舞台の上手から下手に一気にリフトして移動するルグリ先生のサポートの安定して鮮やかなこと。
公演直後とは思えない動きに鉄人ルグリ先生・・・と思わずつぶやいてしまいます。
印象的だったのは、細かい足技でも注意深く足のポジションをチェックしていて、動きと動きのつなぎも3番にならないように常に5番ポジションで、と指摘していたことと、(振付家の)ラコットさんは今はこう踊ることを希望しています、という表現。
さすがクラシックバレエの正統派の技術の最高峰を体現する存在。
基本に忠実であることがどんなに踊りの美しさにとって大切なことであるかを、指摘してすぐに模範を踊ってみせるルグリ先生の動きを比較して見せていただき痛感。
そして、確かこのパリオペ版のシルフィードってラコット氏からルグリが上演権を一任されていると聞いたことがあるような・・・。
そんな振付家との信頼関係を思わせる、今のラコット氏の解釈をしっかりと惜しまずに伝える姿勢に任される力量とともに真摯な人柄も垣間見えて・・・。
2枚目の写真右端の女性は通訳の上野あかねさん。
ルグリ先生の弾丸トークをきちんと専門用語も押さえて的確なタイミングで同時通訳。
踊りの邪魔にならない場所とりなど、バレエをわかった通訳さんで観ていてとても安心感がありました。
最後に映像で模範演技を・・・。
ジェームスのヴァリエーションとコーダは20代のルグリとルディエール!
エフィーとシルフのヴァリエーションはどなたか判別できなかったのですが、多分パリオペの映像。
1時間10分ほどのレッスン、感心したりうなずいたり驚いたりしているうちにあっという間に終わってしまったように感じましたが、生徒役のダンサー(特に松下さん)が見る見る動きがよくなっていく様を目の当たりにし、実に密度の濃いレッスンでした!
9月14日(日)「ジゼル」期間中にNBSの会員向け特別企画として、ルグリ先生の東京バレエ団若手への公開レッスンがありました。
18:30から五反田ゆうぽうとホールにて。
この日、ルグリ先生は斉藤由佳里さんを相手役に、15:00からの公演を終えてのご登場。
ハードスケジュールですね~。
演目はキルトスカートでご察知の通り、「ラ・シルフィード」
第一幕のオンブル・・・ジェームスにしか見えない空気の精シルフィードと実際の婚約者村娘エフィーとかわるがわる踊るパ・ド・トロワですね。
写真は左からピアニストの高岸浩子さん、エフィー役の阪井麻美さん、ジェームスの松下裕次さん、ルグリ先生、そしてシルフィードは吉川留衣さん。
松下さんのジェームスのヴァリエーションから指導が始まり、肩のポジションについての注意が。
松下さんは技術があるのですがレッスンの冒頭、今ひとつ優雅に見えなかったのは回転やジャンプのときなど、肩に力が入って上がってしまっているから。肩をおとして首から肩のラインに広がりを見せるだけでグッと洗練された感じに見えるなど、ルグリ先生のアドヴァイスは具体的。
あと音の取り方、パートナーとの絡みが入ると空間の使い方、距離のとり方など、ルグリ先生、言葉で確実に指摘するだけではなく、ハミングし、実際にやって見せて、短い時間の間にどんどん場面を進めます。
次にエフィ、そしてシルフ、最後に3人のPDTを。
ほっそりとしたバレリーナらしい美しい身体のラインとキレイなお顔立ちの吉川さんがフワッとルグリ先生にリフトされると本当に空中を妖精が浮遊しているかのよう・・・。
舞台の上手から下手に一気にリフトして移動するルグリ先生のサポートの安定して鮮やかなこと。
公演直後とは思えない動きに鉄人ルグリ先生・・・と思わずつぶやいてしまいます。
印象的だったのは、細かい足技でも注意深く足のポジションをチェックしていて、動きと動きのつなぎも3番にならないように常に5番ポジションで、と指摘していたことと、(振付家の)ラコットさんは今はこう踊ることを希望しています、という表現。
さすがクラシックバレエの正統派の技術の最高峰を体現する存在。
基本に忠実であることがどんなに踊りの美しさにとって大切なことであるかを、指摘してすぐに模範を踊ってみせるルグリ先生の動きを比較して見せていただき痛感。
そして、確かこのパリオペ版のシルフィードってラコット氏からルグリが上演権を一任されていると聞いたことがあるような・・・。
そんな振付家との信頼関係を思わせる、今のラコット氏の解釈をしっかりと惜しまずに伝える姿勢に任される力量とともに真摯な人柄も垣間見えて・・・。
2枚目の写真右端の女性は通訳の上野あかねさん。
ルグリ先生の弾丸トークをきちんと専門用語も押さえて的確なタイミングで同時通訳。
踊りの邪魔にならない場所とりなど、バレエをわかった通訳さんで観ていてとても安心感がありました。
最後に映像で模範演技を・・・。
ジェームスのヴァリエーションとコーダは20代のルグリとルディエール!
エフィーとシルフのヴァリエーションはどなたか判別できなかったのですが、多分パリオペの映像。
1時間10分ほどのレッスン、感心したりうなずいたり驚いたりしているうちにあっという間に終わってしまったように感じましたが、生徒役のダンサー(特に松下さん)が見る見る動きがよくなっていく様を目の当たりにし、実に密度の濃いレッスンでした!