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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

NHK放送 「バレエ・リュス・プログラム」パリ・オペラ座

2010-02-19 02:55:15 | BALLET
オリンピックに沸く最中ではありますが、
忘れてはならないTV番組が・・・。



2月19日(金)22:30~24:45
「パリ・オペラ座バレエ『バレエ・リュス・プログラム』」

2009年12月にパリ・オペラ座で行われた「バレエ・リュス・プログラム」全4作品を、いち早くお届け。代表作でもある「ばらの精」「牧神の午後」「三角帽子」「ペトルーシカ」を通して、バレエ・リュスの魅力に浸っていただく。

<演目>

バレエ「ばらの精」
 振付:ミハイル・フォーキン
 音楽:ウェーバー作曲/ベルリオーズ編曲
 美術:レオン・バクスト
 主演:マチアス・エイマン、イザベル・シアラヴォラ

バレエ「牧神の午後」
 振付:ワツラフ・ニジンスキー
 音楽:クロード・ドビュッシー
 美術:レオン・バクスト
 主演:ニコラ・ル・リッシュ、エミリー・コゼット

バレエ「三角帽子」
 振付:レオニード・マシーン
 音楽:マヌエル・デ・ファリャ
 美術:パブロ・ピカソ
 主演:ジョゼ・マルティネズ、マリ・アニエス・ジロ

バレエ「ペトルーシカ」
 振付:ミハイル・フォーキン
 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
 美術:アレクサンドル・ブノワ
 主演:バンジャマン・ペッシュ、クレールマリ・オスタ、ヤン・ブリダール、ステファン・ファヴォラン

<出演> パリ・オペラ座バレエ団
<指揮>ヴェロ・パーン
<管弦楽>パリ・オペラ座管弦楽団
<収録>2009年12月 パリ・オペラ座 ガルニエ宮

配役的には全てがBESTとは思いませんが(!?)、演目的にはいずれも興味深いもの
フィギュア男子フリーの録画を観るのに必死でうっかりしないようにしなくては・・・(笑)


バンクーバー・オリンピック 男子シングルSPを終えて

2010-02-19 02:05:50 | Sports
VancouverOlympic,すでに佳境・・・
わたくしは男子シングルSPの日にオリンピック休暇(って普通の年次休暇ですが・・・^^;)取得の勢い。
連日ハラハラドキドキ、楽しいです

フィギュアスケート男子、精鋭揃いで、10人くらいにメダルをあげなくては気が済まない(?)くらい、今充実していますよね。

五輪に照準を合わせて復活のトリノ王者プルシェンコ。
彼がグランプリシリーズにデビューした時を観たわたくしにとって、あの16歳(だったかな?)の若さで軽々と4回転を飛び、「黒い瞳」の曲に合わせてバラを咥えて登場、飄々とした演技で沸かせた演技力、ビールマンスピンを楽々こなした柳のような柔軟性ある長い手足。おかっぱで金髪のスナフキンのような個性的な風貌に強い印象を受け・・・
それ以来、目の離せない選手です。
昔から演技力と技術力を兼ね備えた彼にとっては今のどちらかに偏った選手は歯がゆく見えてしまうのでしょうか?
憎らしいほど余裕の態度でTOPに居座っていますが、彼を揺るがす現役はさて?

そんな彼に挑戦できるステージにたっている高橋くんには、本当に期待が持てますよね。
今回のフリーのフェリーニの「道」をテーマにしたプログラムは構成もいいですし、楽しみです
SP後のインタビューでも、フリーでは思いがけず高い位置に設置された観客席に合わせて目線も上に持っていきたいと言っていましたし、ライバルに惑わされず、観客を魅了できる自分の演技を、と胎の座った感じでしたし。

2位につけたライサチェク。
一際目立つ長身で、決まるとその一挙手一投足がドラマ性を孕む存在感。
SPの「火の鳥」はお見事、の一言
堂々としているのに、演技終盤から感きわまった表情でグッときました。
4回転を回避すると明言している彼にとっては、演技の総合的な完成度がそのまま得点につながるだけにミスなく決めてほしいです。

織田君の4位は健闘ですよね~
抜群のジャンプの安定感が武器ですが、フリーでは彼の個性にあった「チャップリン」の演目ですし、演技もいつもよりもさらに思い切って表現してくれるといいなと思います。

そして5位のランビエール!
トリノの銀をバンクーバーの金に!という心意気?
4回転が飛べるのに、トリプルアクセルが苦手で、SPでもダブルアクセルであら??という感じでしたから
ジャンプではちょっとライバルに水をあけられてしまうかも・・ですが、その他の演技力、丁寧な表現力、素晴らしいステップと他には真似のできない独創的で美しいスピン・・・総合力では是非エキシビションでみたい選手ですので、健闘を祈るばかりです。
SPの「ウィリアム・テル」、あの曲想が変わって、これからステップに入るぞ、というところ、もうカッコよくて・・・(キャー)
・・・・あ、すみません^^;

6位につけたジョニー・ウィアーくん、中性的な美しさで独自の世界観を紡ぎだす彼ですが、意外とジャンプも(4回転は無理ですが)安定した技術があるので、他の選手に思いがけない失点が重なるとグッとメダル圏内に入る可能性も?
華のある選手、今回のフリーは最終グループ、大トリのプルシェンコの前、という滑走順ですので、緊迫した勝負の世界で一服の涼風となってくれることを・・勝手に期待しています

意外だったのは、フランスのブライアン・ジュベール・・・
演技力というよりも、純粋アスリート系の4回転ジャンパー。
甘いマスクゆえの華もあり、どこまで4回転でプルシェンコに肉薄するか・・と見られていたのにまさかのジャンプ失敗。
16位とは彼の実力からするとあり得ない結果。
メダル争い、からどこまで気持ちを切り替えられるかが気遣われますが、フリーでは挽回して次につなげてほしいです。

あと残念だったのはアメリカのジェレミー・アボット。
彼のピートルズナンバーのプログラム、独得の世界観があって、好きなプログラムなのですが、冒頭のジャンプが成功せず・・・。グランプリシリーズのときも波がありましたから、あぁ~という感じでしたが。
コーチの佐藤有香さんがおキレイで・・・。現役を引退した後、解説を経て、こういう若い可愛い男の子の指導って(コラ)キャリアとしてとても良いですよね(コラコラ)

カザフスタンの若手選手など、ノーチェックながら、良い演技を見せてくれた選手もいましたし、明日のフリー楽しみです!!