maria-pon

お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

花菖蒲の季節

2009-06-06 09:28:29 | 
5月5日の端午の節句には菖蒲湯を楽しみますが、
5月末から6月にかけては花菖蒲の季節ですね。



5月最後の日曜日に友人のお誘いで、潮来へドライブ。
豊かな利根川水系の水田風景と前川あやめ園、
そして、ご年配の女性が巧みに櫓を操る櫓漕ぎ舟による「加藤洲十二橋巡り」を
楽しんで参りました。



湖のように広々とした北利根川から舟にのり、加藤洲水門をくぐると、
両岸に季節の花を植えた静かな民家と、人一人が通れるかどうか、くらいの
細い橋が次々と現れます。

今は水位の調整のため、通常は水門をしめているので水も不透明ですが、
その昔は、農家の人々は家から田んぼまで櫓こぎ舟で、出勤(!)していたのだそう。
その当時はモーターなどは使わなかったため、静かで、水も飲料水にしていたほど
澄み切っていたのだとか・・・。

そんな情景を想像するとなんとも詩情に溢れていますね。
水門まではモーターを使いますが、水路では、昔覚えた櫓さばきをご披露くださる
ご年配の農家の女性。櫓を使うのは難しいらしく、今の人には出来ないそう。
良いお小遣い稼ぎ、と笑っていらっしゃいました。



その船着場から程近い場所に、「前川あやめまつり」の会場があります。
もとは水路だった場所をアヤメ(といいつつ実は花菖蒲)園にして観光資源化しているのですね。



太鼓橋や東屋などもあり、なかなかにフォトジェニックな場所ではあります。
商店街や地元企業協賛の提灯などが並んでいるのもひなびた雰囲気で悪くありません。
・・・が、唯一残念なのは、BGMに演歌が流れていること。
花菖蒲自体の美しさをゆっくりと楽しむにはちょっとxxx



とはいえ、デリケートな薄紫、白、クリーム、すみれ色の花菖蒲が
その花びらを風に揺らしながら群生している様は素晴らしい光景です。

都心から高速で90分ほど。
この日は雨の予報でしたが、幸い雨にあったのは千葉県を抜けている車中のみ。
人出も少なく、のんびりとした晩春の休日でした。








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2 コメント

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Unknown (tsubaki-hyme)
2009-06-06 19:24:12
mariaさん、こんにちは!風情のある場所で、ステキな日曜日を過ごされていますね{マト赤}{ハート}

ていうか、ブログのスキンもこの季節らしく、ひんやりとした初夏らしいスキンに替えられて、良い感じです{グッド}

美しい花菖蒲の景色{キラリ}今がお花の見ごろで良いときに行ったんですね{うさぎ}私は去年、ジヴェルニーのモネの家へ行ったのですが、有名な睡蓮の池を彷彿させられました。お花は違いますけどね{キラリ}

なのに、BGMが演歌とは~{ショック}だったら何もかけないで~{汗}って言いたくなりますね{涙}
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Unknown (maria)
2009-06-06 23:01:53
tsubaki-hymeさん、こんばんは{ラブ}
ようこそデス

薔薇の季節でもあるので、友人にドライブに誘われたときに、
千葉の京成薔薇園をリクエストしたのですが、こちらがすでに
念頭にあったらしく・・・
「あやめまつり」初日とあって、まだ三分咲きくらいだろうと思っていたら
とても美しかったのでこれは嬉しい誤算でした。
曇り空でしたが、花菖蒲ってあまりサンサンと陽が射す中よりも
このくらい涼しくて光が穏やかな中で眺めるほうが合うように思います{るりばな}。

ただ、演歌が・・・{げっ}。
どこか一部で流しているくらいならまだしも、その園内くまなく
音響が設置されているみたいで・・・(;;)
クラシック好きの友人で、行き帰りの車中でわたくしの好きな
ブラームスの弦楽6重奏やプロコフィエフのフルートソナタなどを
存分に聴かせてくれたので少し救われましたがxxx

スキン、お気に召していただいて嬉しいですわ{ラブラブ}
去年の今頃、ジヴェル二ーにいらしたのですね{キラブルー}
モネは画集や小さな絵で見るよりも、オランジェリーの睡蓮の間で
池の底に沈んだような気持ちでその空間に浸るのがなんといっても
ステキですが、ジヴェル二ーで絵の風景に触れるのは
どんなに心楽しいことでしょう{ルンルン}
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