2013年10月12日(土)15:00公演
宝塚大劇場にて
宙組公演「風と共に去りぬ」役変わりBパターンの初日、2回目の公演を観ての感想です。
東京公演一般発売後 即、完売に近い人気だそうで・・。
そう、「風と共に去りぬ」、大作ではありますが、大時代的な演出、主要な役が少ないなど、あまり観劇意欲をそそられない演目かも・・・と思っていましたが、実際観ると見どころいっぱいで・・・。
特に出番が少なくモブの「南部の青年たち」「南部の夫人・令嬢たち」枠におしこめられた中堅・若手スターのメンツがやたらと豪華で、つまらないはずの場面を盛り上げてくれているのも大きいかなと思いました。
勿論、主要CASTが役変わりの興味だけでなく役を掘り下げてドラマをしっかりと見せてくれている、ということがあっての話ですが。
というわけで、大劇場での評判も押し並べて良く、乗せられていると思いつつもABパターンそれぞれにチケットを増やしてしまう・・・というのがファンの性。
予想として、実力派・ベテランを揃えたAパターンは「安定のA」
抜擢組、勢いのあるキレイな若手で並べたBパターンは「VISUALのB」としてとらえておりましたが、
さて・・・。
まずは七海スカーレット
御覧の通りの美貌です。
Aの朝夏まなとスカーレット同様、バトラーとほぼ同じ173cm?Upの高身長ですが、2人とも首が長くて、肩に筋肉が乗っているように見えないのでドレス姿のデコルテがキレイ。
登場シーンの華やかさに対して、歌声が意外と低いので一瞬驚きますが、台詞まわしなどもさほど男役の臭みは感じませんでした。
・・・が、Aの朝夏スカとの違いは歴然。
やはりセンターを務めたことのあるキャリアの差、ですね。
きれいなはずなのにそう見えない場面が多い・・・と思ったのは、正面を向かずに相手を観て芝居をすることが多いからかも。結果、正面のキメ顔を見せることが少なく、ちょっとしゃくれたアゴと(男役のときはそれが魅力)重めの瞼で表情の分かりにくい眼(ミステリアスでそれも魅力のひとつ)が、パッチリ眼で型芝居を明朗にメリハリつけて演じる朝夏スカと比べて、んんん??となってしまったのですが。
ただ、わたくしが観たのはAパターンは前半戦の最終日で、ある程度手ごたえを感じるまでに出来あがった状態のはず。
そして、Bパターンは明けての当日、まだ2回目、しかもセンター経験は先日のW主演バウがほぼお初の七海氏にとって、花組の御曹司として新公、バウ主演と真ん中経験豊富な朝夏氏との比較をいきなりされても迷惑でしょう。
凰稀バトラーはそれぞれのスカーレットを味わいつつ包み込むように演じていて・・・。
スカーレットへの思いが深く、とても甘やかしている(笑)バトラーなので、これからの七海スカーレットの変化・成長が楽しみでもあります。
上の画像はレットとスカーレットの結婚式の場面ですが、ここ、ラメを散りばめた純白ドレスの七海スカーレットが本当にきれいでした。
そして、南部の古い上流階級の人々が、恩義があるから出席したけれども、北部の人々との懇親会に参加はできないから・・と中座する場面、礼儀正しく挨拶をして出て行くミード博士らを 落ち着いた風情で見送るバトラーの瞳に宿る哀しみと、場を沈ませない大人の対応の見事さに惚れ惚れしました。スカーレットに対する感情を爆発させるところは勿論 見どころですが、わたくしは、こういうさりげない日常での立ち居振る舞いにグッと来てしまうのですよね・・・(ファン語り)
、とやや上から?、一応合格だけど頑張れ目線でゆるりと眺めていたBパターンですが・・・。
フィナーレの「ナイト&デイ」で評価が一新。
「ヴァレンチノ」のナターシャの時も素敵だった彼女が自分に似合う鉄板の鬘をつけてのご登場。
はい、横分けボブで、長いほうの前髪にウェーブを入れた金髪で、大人っぽいリアル美女!
もう・・・予想外の展開!嬉しすぎます!!
ここで、2番手時代から叶わぬ夢と知りながら密かに熱望していた「凰稀かなめ&スラリとカッコよく妖艶な美女の相手役との並び」をデュエットダンスで観られるなんて!!!
・・・もう、ステキすぎ、幸せすぎました。
カイちゃん(七海)ありがとう。
スカーレットは、もう、好きに演じてくれて構わないから・・・(いきなり大甘)
あ、パレードの最後、凰稀さんの前に登場するスカーレット衣装の七海さん、なんだか・・・あなた、ドレス着ているって自覚はおあり?輪っかのドレスの輪っかがグワングワンはねるがごとく、ガシガシ、という効果音つきで前に進んでいらっしゃいました!終わってホッとしたのかしら・・・男役全開な歩き方・・・でした^^;
Bパターンを「VISUALのB」と定義づけた理由のほとんどが、裏スカ、スカーレットⅡの配役。
実力派ベテラン娘役で歌姫ポジのせーこちゃん(純矢ちとせ)に対する池田泉州銀行イメージガールを務める美少女伶美うららちゃん。
凰稀さん2番手としての最後の主演作、「ロバート・キャパ」でヒロイン役を演じるも、TOP娘役としてはまだまだ色々と足りないxxxと判断されたか、同期の実力派娘役、実咲凛音ちゃんが花組から御嫁入り・・・という顛末を残念に思うものとしては、ここでうららちゃんの奮起を期待したいところ。
登場から安定の輪っかのドレスの似合いっぷり。
そして・・・お芝居が良いではありませんか!
お芝居の声はもとより落ち着いたきれいなメゾソプラノで、耳に心地よいのですけど、感情表現もバッチリで、七海スカとの丁々発止、良い感じ
で、「あなたとわたしは裏表」ソングで・・・
・・・あらあらあら・・・(苦笑)
Aパターンとの違いが歴然、といいますか、2人ともここ、頑張りどころだから公演中も歌のレッスンだけは頑張って!!(ほとんど懇願)
アシュレ―がAでスカーレットだった朝夏まなとくん。
もともと2枚目役が多かった彼女、スラリとした容姿で、スカーレットが憧れる白馬の王子様をすんなりと演じて何の違和感もなく。
休暇が終わって再び出征していくアシュレ―にスカーレットが黄色いサッシュを締めてあげる場面、あれ、その左右の分量だとキレイに収まらないのでは・・^^;と焦って観ていると、案の定、片リボン結びのバランスもきれいじゃないし、ほどけそうだし・・。でも、さすがまなとアシュレ―、さりげなくコートを持つ手でサッシュの結び目部分を押さえながら演じて目立たないようにフォローしていました。
繊細な青年で自制心もあり、聡明なメラニーを深く愛し、没落した古き良き南部の幻を捨て去ることが出来ず現実逃避する・・・薪割りは苦手だが(笑)スカーレットに依存しなくては生きていけない自分のふがいなさを恥じており、でもどうすることもできない迷いと悩みを抱えている・・・というアシュレ―の姿を正しく体現していた朝夏氏。
好き嫌いはあるかとは思いますが、スカーレットの造型もしっかりとしていたしデキル子だと改めて認識。
2月のバウのブラームスも楽しみになってきました。
そして、アシュレ―役だった悠未ひろさん、スカーレットⅡ役だった純矢ちとせちゃんが、スカーレットⅠ・Ⅱの七海ひろき&伶美うららカップルのルネとメイベルに収まりますが・・・
幸せいっぱいの若いカップル、戦後は失明したルネに寄りそうメイベル・・・の図は、断然Aパターンの方が納得の並びで良かったかと。
悠未さん純矢さんといえば、「モンテ・クリスト伯」の時の酒場での妖艶なたくらみの場の絡み・・・アダルトカップルで勿論歌を聴かせる場面がついてくるでしょう、と思わせるこのお二人が並び立ちながら、若者たち代表!みたいにしていらっしゃると、やや違和感と大変な勿体ない感で座りが悪く感じてしまいますね・・・。
ところで、大劇場と言えば、幕間のお楽しみ、公演デザート
Aパターンの日は、ライムゼリーが爽やかなアシュレ―(左)を友人が、ラズベリームースが甘く華やか?な「スカーレット」(右)をわたくしがいただき、
Bパターンの日はチョコレートムースが苦み走った?「バトラー」をいただきました
さて、後は東京公演を待つばかり・・・。
ABともに通いますから(笑)
宝塚大劇場にて
宙組公演「風と共に去りぬ」役変わりBパターンの初日、2回目の公演を観ての感想です。
東京公演一般発売後 即、完売に近い人気だそうで・・。
そう、「風と共に去りぬ」、大作ではありますが、大時代的な演出、主要な役が少ないなど、あまり観劇意欲をそそられない演目かも・・・と思っていましたが、実際観ると見どころいっぱいで・・・。
特に出番が少なくモブの「南部の青年たち」「南部の夫人・令嬢たち」枠におしこめられた中堅・若手スターのメンツがやたらと豪華で、つまらないはずの場面を盛り上げてくれているのも大きいかなと思いました。
勿論、主要CASTが役変わりの興味だけでなく役を掘り下げてドラマをしっかりと見せてくれている、ということがあっての話ですが。
というわけで、大劇場での評判も押し並べて良く、乗せられていると思いつつもABパターンそれぞれにチケットを増やしてしまう・・・というのがファンの性。
予想として、実力派・ベテランを揃えたAパターンは「安定のA」
抜擢組、勢いのあるキレイな若手で並べたBパターンは「VISUALのB」としてとらえておりましたが、
さて・・・。
まずは七海スカーレット
御覧の通りの美貌です。
Aの朝夏まなとスカーレット同様、バトラーとほぼ同じ173cm?Upの高身長ですが、2人とも首が長くて、肩に筋肉が乗っているように見えないのでドレス姿のデコルテがキレイ。
登場シーンの華やかさに対して、歌声が意外と低いので一瞬驚きますが、台詞まわしなどもさほど男役の臭みは感じませんでした。
・・・が、Aの朝夏スカとの違いは歴然。
やはりセンターを務めたことのあるキャリアの差、ですね。
きれいなはずなのにそう見えない場面が多い・・・と思ったのは、正面を向かずに相手を観て芝居をすることが多いからかも。結果、正面のキメ顔を見せることが少なく、ちょっとしゃくれたアゴと(男役のときはそれが魅力)重めの瞼で表情の分かりにくい眼(ミステリアスでそれも魅力のひとつ)が、パッチリ眼で型芝居を明朗にメリハリつけて演じる朝夏スカと比べて、んんん??となってしまったのですが。
ただ、わたくしが観たのはAパターンは前半戦の最終日で、ある程度手ごたえを感じるまでに出来あがった状態のはず。
そして、Bパターンは明けての当日、まだ2回目、しかもセンター経験は先日のW主演バウがほぼお初の七海氏にとって、花組の御曹司として新公、バウ主演と真ん中経験豊富な朝夏氏との比較をいきなりされても迷惑でしょう。
凰稀バトラーはそれぞれのスカーレットを味わいつつ包み込むように演じていて・・・。
スカーレットへの思いが深く、とても甘やかしている(笑)バトラーなので、これからの七海スカーレットの変化・成長が楽しみでもあります。
上の画像はレットとスカーレットの結婚式の場面ですが、ここ、ラメを散りばめた純白ドレスの七海スカーレットが本当にきれいでした。
そして、南部の古い上流階級の人々が、恩義があるから出席したけれども、北部の人々との懇親会に参加はできないから・・と中座する場面、礼儀正しく挨拶をして出て行くミード博士らを 落ち着いた風情で見送るバトラーの瞳に宿る哀しみと、場を沈ませない大人の対応の見事さに惚れ惚れしました。スカーレットに対する感情を爆発させるところは勿論 見どころですが、わたくしは、こういうさりげない日常での立ち居振る舞いにグッと来てしまうのですよね・・・(ファン語り)
、とやや上から?、一応合格だけど頑張れ目線でゆるりと眺めていたBパターンですが・・・。
フィナーレの「ナイト&デイ」で評価が一新。
「ヴァレンチノ」のナターシャの時も素敵だった彼女が自分に似合う鉄板の鬘をつけてのご登場。
はい、横分けボブで、長いほうの前髪にウェーブを入れた金髪で、大人っぽいリアル美女!
もう・・・予想外の展開!嬉しすぎます!!
ここで、2番手時代から叶わぬ夢と知りながら密かに熱望していた「凰稀かなめ&スラリとカッコよく妖艶な美女の相手役との並び」をデュエットダンスで観られるなんて!!!
・・・もう、ステキすぎ、幸せすぎました。
カイちゃん(七海)ありがとう。
スカーレットは、もう、好きに演じてくれて構わないから・・・(いきなり大甘)
あ、パレードの最後、凰稀さんの前に登場するスカーレット衣装の七海さん、なんだか・・・あなた、ドレス着ているって自覚はおあり?輪っかのドレスの輪っかがグワングワンはねるがごとく、ガシガシ、という効果音つきで前に進んでいらっしゃいました!終わってホッとしたのかしら・・・男役全開な歩き方・・・でした^^;
Bパターンを「VISUALのB」と定義づけた理由のほとんどが、裏スカ、スカーレットⅡの配役。
実力派ベテラン娘役で歌姫ポジのせーこちゃん(純矢ちとせ)に対する池田泉州銀行イメージガールを務める美少女伶美うららちゃん。
凰稀さん2番手としての最後の主演作、「ロバート・キャパ」でヒロイン役を演じるも、TOP娘役としてはまだまだ色々と足りないxxxと判断されたか、同期の実力派娘役、実咲凛音ちゃんが花組から御嫁入り・・・という顛末を残念に思うものとしては、ここでうららちゃんの奮起を期待したいところ。
登場から安定の輪っかのドレスの似合いっぷり。
そして・・・お芝居が良いではありませんか!
お芝居の声はもとより落ち着いたきれいなメゾソプラノで、耳に心地よいのですけど、感情表現もバッチリで、七海スカとの丁々発止、良い感じ
で、「あなたとわたしは裏表」ソングで・・・
・・・あらあらあら・・・(苦笑)
Aパターンとの違いが歴然、といいますか、2人ともここ、頑張りどころだから公演中も歌のレッスンだけは頑張って!!(ほとんど懇願)
アシュレ―がAでスカーレットだった朝夏まなとくん。
もともと2枚目役が多かった彼女、スラリとした容姿で、スカーレットが憧れる白馬の王子様をすんなりと演じて何の違和感もなく。
休暇が終わって再び出征していくアシュレ―にスカーレットが黄色いサッシュを締めてあげる場面、あれ、その左右の分量だとキレイに収まらないのでは・・^^;と焦って観ていると、案の定、片リボン結びのバランスもきれいじゃないし、ほどけそうだし・・。でも、さすがまなとアシュレ―、さりげなくコートを持つ手でサッシュの結び目部分を押さえながら演じて目立たないようにフォローしていました。
繊細な青年で自制心もあり、聡明なメラニーを深く愛し、没落した古き良き南部の幻を捨て去ることが出来ず現実逃避する・・・薪割りは苦手だが(笑)スカーレットに依存しなくては生きていけない自分のふがいなさを恥じており、でもどうすることもできない迷いと悩みを抱えている・・・というアシュレ―の姿を正しく体現していた朝夏氏。
好き嫌いはあるかとは思いますが、スカーレットの造型もしっかりとしていたしデキル子だと改めて認識。
2月のバウのブラームスも楽しみになってきました。
そして、アシュレ―役だった悠未ひろさん、スカーレットⅡ役だった純矢ちとせちゃんが、スカーレットⅠ・Ⅱの七海ひろき&伶美うららカップルのルネとメイベルに収まりますが・・・
幸せいっぱいの若いカップル、戦後は失明したルネに寄りそうメイベル・・・の図は、断然Aパターンの方が納得の並びで良かったかと。
悠未さん純矢さんといえば、「モンテ・クリスト伯」の時の酒場での妖艶なたくらみの場の絡み・・・アダルトカップルで勿論歌を聴かせる場面がついてくるでしょう、と思わせるこのお二人が並び立ちながら、若者たち代表!みたいにしていらっしゃると、やや違和感と大変な勿体ない感で座りが悪く感じてしまいますね・・・。
ところで、大劇場と言えば、幕間のお楽しみ、公演デザート
Aパターンの日は、ライムゼリーが爽やかなアシュレ―(左)を友人が、ラズベリームースが甘く華やか?な「スカーレット」(右)をわたくしがいただき、
Bパターンの日はチョコレートムースが苦み走った?「バトラー」をいただきました
さて、後は東京公演を待つばかり・・・。
ABともに通いますから(笑)
仕事が忙しくて、風共スル―しちゃいましたが{ごめんなさい}
思いのほか反響はよかったようですね{超びっくり}
ポスターの男役二人のスカーレット、迫力ありましたが{汗}
まだまだ仕事忙しいですが
明日、無理やり博多座へ行って参ります{飛行機}
なんと、Reon2をご覧にいらっしゃるのですね!
どうやら、LadyREONのときのウィッグを栗色セミロングですとか、色々また
替えて着ていらっしゃるらしく・・・ベニコさんもPOWER UPされているとか
聞こえてきておりますが{うさぎ}
台風が心配ですけど、どうぞお気をつけて楽しんでいらしてくださいね!
「風共」、観るまではなんといっても演出家が・・で色々と不安がありましたが
観るとやっぱり贔屓組。楽しくて・・・{ハート}
スカーレットは、ポスターの通りの迫力でした(笑)
いえ、舞台で動いているのを観ると、だんだん可愛くなってしまうのですが・・・。
花組のがりんちゃんがコメディフランセ―ズの女優役を何の違和感もなく演じているのを観ると
やっぱりうちの組のスカたち(ベルは言うに及ばず)は大きいな!と
改めて思ったことはヒミツです{止まるひよこ}{汗}