maria-pon

お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

ローラン・イレール アデュー公演!

2007-01-21 21:35:37 | BALLET
知る人ぞ知る、パリ、オペラ座バレエ団のエトワールにして、ルグリとともに、ルドルフ・ヌレエフの薫陶を受けた最後の世代を代表するダンサー、ローラン・イレール。


ギエムと踊るイレールです。

実はわたくしの中でNO.1のFavorite Dancerだったりするのですが、その彼の引退公演がOpera座公式サイトで 正式に発表されました。

ADIEUX DE LAURENT HILAIRE A LA SCENE

Monsieur Laurent Hilaire, danseur Etoile, fera ses adieux officiels à la scène, le mercredi 14 février 2007 à 19h30 au Palais Garnier.
A cette occasion, Laurent Hilaire dansera le rôle d’Apollon dans Apollon musagète de George Balanchine, avec notamment Agnès Letestu dans le rôle de Terpsichore.
Le programme se poursuivra par O zlozony / O composite de Trisha Brown, The Vertiginous Thrill of Exactitude de William Forsythe et Agon de George Balanchine. (en savoir plus sur le spectacle de ballet Balanchine/Brown/Forsythe >>>)

La soirée se terminera exceptionnellement par le ballet Le Chant du Compagnon errant de Maurice Béjart dont Laurent Hilaire fut l’un des interprètes privilégiés.
Créé en 1971 par Rudolf Noureev et Paolo Bortoluzzi, ce ballet avait été dansé, à la demande de Brigitte Lefèvre, par Laurent Hilaire et Manuel Legris lors de la soirée en hommage à Rudolf Noureev au Palais Garnier en janvier 2003. Ces deux danseurs Etoiles l’interpréteront à nouveau lors de la soirée du 14 février.

バランシンの「アポロ」とベジャールの「さすらう若者の歌」が、お別れの演目。
アポロはともかく、「さすらう・・」はルグリとのデュオで相手にとって不足なし!
前回(2004夏)のルグリのグループ来日公演のときの、感動的なパフォ-マンスが目に浮びます。
このときは、もう一演目、「ル・パルク」をオレリー・デュポンと踊ってこれもまた涙なしには思い起こすことの出来ない素晴らしさで・・・。

オレリーと踊るイレール。

2日続けて観にいったのですが、2日目にはわたくしの手に花束が・・・。五反田では初めて、デマチをして すでに花束に埋もれていたローランの手に押し付けたものです
その後、新国立の「マノン」は父上の危篤でキャンセル、「バレエの美神」ガラは体調不良でキャンセル、と振られっぱなし。2006年春のオペラ座公演のときはメートル・ド・バレエとして客席にいらっしゃるのをお見かけして、次の来日予定を伺ったところもう、日本で踊ることはないでしょうね、と言われてSHOCK!後はParisに行くしか・・・と覚悟はしていたのですが。

実は2006年12月の「ジゼル」に一日だけキャスティングされており、これがアデュー公演なのであろうと一度は言われていたのですが、直前になってキャンセル。
12月は仕事の都合上、どうしてもParisに行くことは叶わなかったのですが。

12月の公演がキャンセルになった時点で、もう、引退そのものが先送りになったかのような気になっていたわたくし、思いのほか、今回のNewsには衝撃を受けました・・・。
しばらくボーっとしてしまって。
いや、ボーっとしている場合ではありません!2月14日は万難を排して渡仏せねば・・・と、このNewsを目にしてからもう何をするにも上の空で、気もそぞろ。
・・・我ながら大変な舞い上がり方でございます。

さて、無事にParis行き&イレールお見送りは成功するのでしょうか・・・



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Naoko S)
2007-01-22 03:57:17
mariaさま

すっかり舞い上がったまま、是非2月14日は機中の人となってくださいませ!ご一緒に我らが殿・イレールをお送りしましょう!(泣いても笑っても これがパリでの最後の舞台・・・)

私的リクエストとしては、是非mariaさまには艶やかなお着物姿でお越し頂ければ、と・・・・(さらに図々しくリクエストさせていただけますなら、以前お写真で見せていただいた大輪の薔薇の帯&薄紫のお着物姿ですと嬉しいのですが・・・)
返信する
Unknown (maria)
2007-01-23 02:19:29
Naoko S様

すっかり舞い上がりながらも、Naokoさまの援護射撃のおかげで勇気凛々、凄い勢いで着々と計画実現に向けて手配を進めるわたくしです{ラブ}

着物でのお見送り・・・確かにあの訪問着はガルニエの空間に似合いそうです・・・{キラリ}幸いスケジュールも着付ける時間はたっぷり取れそうですので(笑)実行してしまおうかしら~{ルンルン}
この時期のParisが乾燥して雨雪{結晶}{雨}にたたられなさそうであれば是非、具体的に考えてみたいものでございます。
うふ、そしてイレールのお嬢さんたちに「パパのファンって日本人ばっかり?!」とおっしゃっていただくとしましょうか!
返信する
Unknown (Naoko S)
2007-01-24 07:37:39
mariaさま

図々しいリクエストにノッて頂き恐縮です{ハッピー} が、ふと気になることが・・・着物ってあまりに寒さが厳しい時は着用されないものでしょうか?{げっ}

イギリスはこの冬暖冬傾向でついこの間まで暖房もいらないくらいだったのですが、昨日あたりから冬型の気候が戻りつつあり、パリはどうかしら・・・と何気に天気予報をみてみたら、最低気温-5度ですって。来月はせめて零度くらいにおさえていただきたいものですが・・・

なのであまりご無理なさらないで下さいね。勿論、maria様のあでやかな{花}お着物姿にイレール家・親子ともども おおっ!と感嘆の声をあげる図、を目撃したいのはやまやまですが・・・
返信する
Unknown (シーラカンチャン)
2007-01-24 13:14:09
Mariaさま
たくさんの情報をほんとに有難うございます。
2004年の「ルグリと輝ける仲間たち」は私も見ました。
「さすらう若者たち」はうつつに夢を見る思いで、終演後もボ~としてしまいましたが、その後MINXのBBSでMariaさんが書いてらしたので、多分同じ公演だと思います。しかし、残念ですね。
でも、Mariaさんはパリに強力な援護射撃もあるようですから、是非お着物でいらしていただいて、お話を聞かせてください。

バレーレッスンも無事2回分ビデオとりまして、楽しんでいます。
時々おもしろいことを言うので笑ってしまいます。
すばらしい人間性がじかに伝わってきて、ますます好きになりました。
練習着での踊りは踊りのうまさが強調されますね。
今日は、4回目の「ザ・カブキ」、1月下旬にベジャールのアジアですが、その後は全くチケットとってないです。
夏には、ルグリ・・・・ですが、その間の情報にかけておりますので、なにかありましたら、お教えください。

では、では、いざ2月のパリへ
返信する
Unknown (maria)
2007-01-25 00:09:40
Naoko様

そうでした、お天気だけでなく、気温も問題ですわ・・・{結晶}
お気遣いありがとうございます。
ただ、お着物は下にも着込むことが出来ますし、和装コートにショールに長い皮手袋で武装(?)して、HOTELはなるべくガル二エに近いところを取って・・・と策を練ってみようと思います({レフト}すっかり乗り気のヒトでした{汗})
まぁ、あまり無理をして、観劇中に気が散るようなことがあれば本末転倒ですから、様子を見て無理のない範疇で計画したいと存知まする{YES}
返信する
Unknown (maria)
2007-01-25 00:30:48
シーラカンチャン様

も、2004年の「仲間たち」公演をご覧になったのですね!
・・・本当に、今思い返しても、素晴らしいクオリティの美しい舞台でした。

いいものを見せてくださったのだな、と、思い返す度に 改めてルグリとイレールに感謝したい気持ちで一杯になります・・・{ハート}

わたくしはギエムを含む所謂「ヌレエフの子供たち」と同世代なので、一層思い入れがあるのかもしれませんが、20年に渡ってOPERA座の第一線で輝かしい歴史を作ってきたダンサー一人一人のことを思うと感無量です。
・・・新しい世代のダンサーにその素晴らしさが継承されんことを願ってやみません。

バレエレッスン、回を追うごとに熱を帯びてきたようで(笑)、励まし、役の内面の解釈、体の重心移動などに関する具体的なアドヴァイスなど、教える、ということはこういうことかとその貴重さ{キラリ}が身にしみますね。

今回のロミオとジュリエットで、ジュリエットにキスされたロミオが後ずさって喜びのソロを踊るシーンで、後ずさるところをルグリ先生が演ずると顔の表情、腕や胸の角度などから、ロミオがいかにそのキスに心打たれたか、内面から突き上げる喜びが見事に形となっていて感動しました。
模範演技のエルヴェは素敵なロミオでしたがそのあたりは割りとあっさりしていましたね(笑)
ルグリ先生は踊りの完璧さや端正な外見からクールな印象を受け勝ちですが、意外とエモーショナルな演技を(しかし品格を落とすことなく)しっかりとなさっていたのだと改めて発見した思いで・・・色々と興味深いです。
返信する
Unknown (Naoko S)
2007-01-25 05:43:27
mariaさま

今朝のロンドン、起きてみたら窓の外は銀世界でした!{雪} (どうりで寒かったはずですわ・・・)

そうでしたかお着物は中に色々と?着込むことができるのですね ほっ・・・。mariaさまったら、すっかりその気になってくださってたのです {パチパチ} ならばわたくしも、ここは全面的にバックアップさせて頂きます(?)。頑張って実現させましょう~。

ところでパリオペHPにや~っとミックスプロの日毎のキャストが発表されました。イレールのお名前はしっかり14日にありましたよ~(これで一安心){グッド}

ルグリ先生のスーパーレッスンの様子も教えていただき有難うございます。エルヴェは前回のR&J上演時に見たときはとっても熱~い・恋するロミオだったんですけどねえ・・・やはり本物の舞台では熱の入り方がちがってくるのでしょうか(お相手が彼の切望していたジュリエット・オレリーだったせいもあるのかもしれませんが?)。
返信する
Unknown (maria)
2007-01-26 05:30:53
Naoko様

そうですか~{雪}
温暖化とはいえ、冬のヨーロッパはやはり心して考えないと・・・。
来週当たりから天気予報では零下の世界を脱するようなので、まめにチェックしつつ対策を考えたいと存じます{ハッピー}

見ました!パリオペサイト。
殿の名前が明記されており、ひとまず安心{ラブ}
他の日のキャストも(見られないのに)思わずチェックしてしまい・・・。
今回はイレールだけに集中したいですので、一回で充分と思いますが、やはりパリオペの魅惑的な面々を堪能するためには日替わりで同じ演目のダンサーの違いによる妙を楽しみたくなりますよね!
もしわたくしがParisに住んでいたら、間違いなく日参し、Opera座の怪人(?!)と化してしまうことでございましょう・・・。

エルヴェとオレリーのロミジュリですって!
なんと麗しいカップルでしょう!
そうですか、出会って即一目ぼれも無理はありません・・・{ハート}(作品世界と舞台を混同しはじめてマス)
相手役をリクエストって、可能なことなのですね。
きっとオレリーは引く手あまたでしょうが・・・・。
返信する

コメントを投稿