先日千秋楽を迎えられたようで・・・
豪華な配役のコンパクトなお芝居、
宝塚バウ・ホール公演 ニール・サイモン原作の「第二章」を
2013年10月12日(土)11:00公演で観て参りました。
■出演者・・・(専科)轟 悠、英真 なおき
(星組)夢咲 ねね、早乙女 わかば
バウ・コメディ
『第二章』-CHAPTER TWO by Neil Simon-
原作/ニール・サイモン
脚色・演出/石田 昌也
翻訳/福田 陽一郎、青井 陽治
参考文献 『第二章』(早川書房刊「ニール・サイモン戯曲集II」所収)
[解 説]
ブロードウェイの喜劇王ニール・サイモンの傑作戯曲「第二章」は、サイモンの自伝劇ではないかとも言われる秀逸なコメディの戯曲です。最愛の妻に先立たれたショックから立ち直ろうとするジョージが、バツイチの女優ジェニファーと、ひょんなことで出会い、恋に落ちて結婚。新しい未来が待ち受けているかと思いきや、新婚旅行先でふいに先妻のことを思い出し、また落ち込んでしまう。果たして二人は、人生の第二章を無事スタートできるのか。
ユーモアとウィットに富んだ会話に、それぞれに人間味のある4人の登場人物が絡み、サイモンならではの温かいコメディを堪能できる作品です。
2011年、2012年と上演し好評を博した「おかしな二人」に続く、専科公演コメディシリーズの第二弾として、主演に轟悠、ヒロインに星組トップ娘役夢咲ねねを配し、上質の舞台をお届けいたします。 (以上、公式HPより)
妻に先立たれた傷心の作家ジョージ(轟悠)が演劇担当記者の弟(英真なおき)のおせっかいで、弟の不倫相手の既婚の女優フェイ(早乙女わかば)の親友で離婚したてでこれまた傷心の女優ジェニファー(夢咲ねね)と出会ってお互い一目ぼれ。
スピード結婚に至るも、なかなか亡き妻の面影が心から消えず新妻ともぎくしゃくして・・・。
大人の恋は簡単にHappyEndに至らない、というニール・サイモンらしいストレートプレイと専科の芸達者お二人と星組の美女2人の化学反応を楽しみに行って参りました^^
まず、幕が開く前に・・(って今回そればっかり!)
柚希さん筆頭に、REON2メンバーの半分?がご登場。
小さなバウ・ホールゆえ、ひとりひとり心の中で点呼(笑)
十輝いりすさん、柚希礼音さん、音花ゆりちゃん、鶴美舞夕さん、如月蓮くんまでが6列目センターブロック。
通路置いて下手にちょっと分散して、礼真琴ちゃん、マイケル、しゅうくん、綺崎愛理ちゃんら下級生たち。
昨日に続いてのレオンくんとの観劇!
東京公演と博多座の間に、ムラでもしっかりと活動されて、本当にジェンヌさんはタフですね。
ちなみに午後公演ではドラマシティの真風くんのジキルとハイドをご覧になっていたとか・・・^^
幕が開くと、2階への階段がある図書館と見まごうばかりの書斎、作家ジョージの自宅です。
飾られている数枚の絵は轟画伯の手になるものとか。
舞台下手にはちょっと高い位置に、夜景のきれいなモダンなインテリアの女優ジェニファーのコンシェルジュもいる高級マンションの居間。
シンプルですが、効果的なセット。
お衣装も落ち着いた茶系のツイードのジャケットのジョージ、ワインの革ジャケットに黒タートルのレオ、紺にウエストの細い赤リボンベルトにお袖の白が清潔感のあるトリコロールで知的で清楚なジェニファー、プッチ柄のカシュクールワンピにお揃いのヘアバンドが華やかなフェイ、とキャラクターにあったもの。
あとはもう、丁々発止、「台詞のボクシング」とでもいうべき、会話の応酬でつづられる大人の恋の一進一退。
轟さんが、完璧な2枚目ではなく、亡き妻を思ってめそめそしていたり、新しい恋に舞い上がったかと思うと落ちこんでどんよりしたり・・・の人間臭い役どころを伸び伸びと演じて、味がありました。
弟役の英真さんも、おせっかいであたたかくて社交的な弟を地のまま?いつもの英真さん節満載で。
フィナーレではお得意の歌も。
ねねちゃん(夢咲)はわかばちゃん(早乙女)ともどもリアル・バービーでしたね!
この2人が本当に華やかな美女なので、ストレートプレイなのですが、宝塚らしい華やかさもある良い舞台バランスになっていたかと^^
自分が素直でいられる場所を求め、幸せになりたい、そのためには努力を惜しまないというまじめさと心身の健やかさを持った若い女性を等身大で魅力的に演じていました。
TOP娘役としては役に合わせてぶりっこ的な発声や台詞回しのイメージも強い彼女ですが、ここでは離婚も経験したそれなりの人生経験を積んだ大人の女性として存在し、落ち着いた発声と素直な演技に改めて魅力ある女優だなと。フィナーレでの華やかさは言うまでもなく^^
専科とTOP娘役という3人に囲まれて大健闘していた若手娘役のわかばちゃん。
派手さのある華やかな美貌で、「ジャン・ルイ・ファージョン」のマリー・アントワネット役のような姫役者かと思いきや、「ダンサ・セレナ―タ」でのちゃっかりとしたちょっと駄目な子キャラの親友役、台湾公演の楚留香の手下3人娘の中で一番笑いをとっていたことなどを考えると、ちょっとクセのある声の個性も含めて、コメディエンヌ的な要素のある役が意外とハマるのかなと、今回もまた確認してしまいました。
親友のアパートの鍵を借りて、不倫の恋の舞台にしてしまおうとするちゃっかりさ加減も、天真爛漫な明るさと可愛さでなんとなく憎めない、そんなフェイ役がぴったりでした。
もともと、やもめの中年男と離婚したての女性との恋模様ですから、恋にももちろん大人な展開の様相もあり、勿論ニール・サイモンなのでそこは洒脱に表現されているわけですが、石田センセイなだけに(笑)どうかしら・・と思っていましたが、問題ありませんでした。
びっくりしたときに「じぇじぇ」というくらいは許容範囲で・・^^;
あと、英真さんレオのこどもの話で、学芸会の主役の転校を、ではさよなら公演だなと、BGMに「すみれの花咲く頃」を流したり・・・^^
というわけで、しっとりとストレートプレイを楽しんだ後にタカラヅカならではの美味しいオマケが
はい、フィナーレは、まず、客席後方から上手英真さん下手わかばちゃんのワインカラ―のフォーマルカップルが降りてきて・・・
「忘れていいの」(小川知子&谷村新司)
英真さんメインで(ホッ)歌い上げていらっしゃいました。
そしてねねちゃん、ロミジュリの「バル」の場面のような黒アクセントの白ミニドレスに盛り髪ロングのポニーテール、足元はソロなので安心してハイヒールの黒エナメルロングブーツで、ロック調の曲を。
前から少し上手、下手両方の通路にも降りて。「失格」(橘いずみ)
下手の通路では6列目の星メンバーのところまで行ってちょっと歌いながらレンタくんをいじったり・・でまさこさんちえちゃん大ウケでした^^
続いて轟さんが白スパンのスーツに黒アクセント、黒白ボールドストライプに赤を効かせたスタイルでご登場。
「ずっと一緒さ」(山下達郎)
今回、2列目の通路際のお席でしたので、わかばちゃん以外お三方を間近で・・・という恩恵にも預かり
最後、ヘアスタイルをショ―トのカールを効かせた金髪ボブに髪飾りを付け、足元は白黒のストラッピーなフラットサンダルに変え、お衣装もミニスカートの後ろだけトレ―ンをつけるというお色直し?後のねねちゃんと轟さんの華やかなデュエットダンスもあり・・・。
休憩を除いて2時間弱、楽しめる舞台でした
東京でも観られると良いのに・・・
豪華な配役のコンパクトなお芝居、
宝塚バウ・ホール公演 ニール・サイモン原作の「第二章」を
2013年10月12日(土)11:00公演で観て参りました。
■出演者・・・(専科)轟 悠、英真 なおき
(星組)夢咲 ねね、早乙女 わかば
バウ・コメディ
『第二章』-CHAPTER TWO by Neil Simon-
原作/ニール・サイモン
脚色・演出/石田 昌也
翻訳/福田 陽一郎、青井 陽治
参考文献 『第二章』(早川書房刊「ニール・サイモン戯曲集II」所収)
[解 説]
ブロードウェイの喜劇王ニール・サイモンの傑作戯曲「第二章」は、サイモンの自伝劇ではないかとも言われる秀逸なコメディの戯曲です。最愛の妻に先立たれたショックから立ち直ろうとするジョージが、バツイチの女優ジェニファーと、ひょんなことで出会い、恋に落ちて結婚。新しい未来が待ち受けているかと思いきや、新婚旅行先でふいに先妻のことを思い出し、また落ち込んでしまう。果たして二人は、人生の第二章を無事スタートできるのか。
ユーモアとウィットに富んだ会話に、それぞれに人間味のある4人の登場人物が絡み、サイモンならではの温かいコメディを堪能できる作品です。
2011年、2012年と上演し好評を博した「おかしな二人」に続く、専科公演コメディシリーズの第二弾として、主演に轟悠、ヒロインに星組トップ娘役夢咲ねねを配し、上質の舞台をお届けいたします。 (以上、公式HPより)
妻に先立たれた傷心の作家ジョージ(轟悠)が演劇担当記者の弟(英真なおき)のおせっかいで、弟の不倫相手の既婚の女優フェイ(早乙女わかば)の親友で離婚したてでこれまた傷心の女優ジェニファー(夢咲ねね)と出会ってお互い一目ぼれ。
スピード結婚に至るも、なかなか亡き妻の面影が心から消えず新妻ともぎくしゃくして・・・。
大人の恋は簡単にHappyEndに至らない、というニール・サイモンらしいストレートプレイと専科の芸達者お二人と星組の美女2人の化学反応を楽しみに行って参りました^^
まず、幕が開く前に・・(って今回そればっかり!)
柚希さん筆頭に、REON2メンバーの半分?がご登場。
小さなバウ・ホールゆえ、ひとりひとり心の中で点呼(笑)
十輝いりすさん、柚希礼音さん、音花ゆりちゃん、鶴美舞夕さん、如月蓮くんまでが6列目センターブロック。
通路置いて下手にちょっと分散して、礼真琴ちゃん、マイケル、しゅうくん、綺崎愛理ちゃんら下級生たち。
昨日に続いてのレオンくんとの観劇!
東京公演と博多座の間に、ムラでもしっかりと活動されて、本当にジェンヌさんはタフですね。
ちなみに午後公演ではドラマシティの真風くんのジキルとハイドをご覧になっていたとか・・・^^
幕が開くと、2階への階段がある図書館と見まごうばかりの書斎、作家ジョージの自宅です。
飾られている数枚の絵は轟画伯の手になるものとか。
舞台下手にはちょっと高い位置に、夜景のきれいなモダンなインテリアの女優ジェニファーのコンシェルジュもいる高級マンションの居間。
シンプルですが、効果的なセット。
お衣装も落ち着いた茶系のツイードのジャケットのジョージ、ワインの革ジャケットに黒タートルのレオ、紺にウエストの細い赤リボンベルトにお袖の白が清潔感のあるトリコロールで知的で清楚なジェニファー、プッチ柄のカシュクールワンピにお揃いのヘアバンドが華やかなフェイ、とキャラクターにあったもの。
あとはもう、丁々発止、「台詞のボクシング」とでもいうべき、会話の応酬でつづられる大人の恋の一進一退。
轟さんが、完璧な2枚目ではなく、亡き妻を思ってめそめそしていたり、新しい恋に舞い上がったかと思うと落ちこんでどんよりしたり・・・の人間臭い役どころを伸び伸びと演じて、味がありました。
弟役の英真さんも、おせっかいであたたかくて社交的な弟を地のまま?いつもの英真さん節満載で。
フィナーレではお得意の歌も。
ねねちゃん(夢咲)はわかばちゃん(早乙女)ともどもリアル・バービーでしたね!
この2人が本当に華やかな美女なので、ストレートプレイなのですが、宝塚らしい華やかさもある良い舞台バランスになっていたかと^^
自分が素直でいられる場所を求め、幸せになりたい、そのためには努力を惜しまないというまじめさと心身の健やかさを持った若い女性を等身大で魅力的に演じていました。
TOP娘役としては役に合わせてぶりっこ的な発声や台詞回しのイメージも強い彼女ですが、ここでは離婚も経験したそれなりの人生経験を積んだ大人の女性として存在し、落ち着いた発声と素直な演技に改めて魅力ある女優だなと。フィナーレでの華やかさは言うまでもなく^^
専科とTOP娘役という3人に囲まれて大健闘していた若手娘役のわかばちゃん。
派手さのある華やかな美貌で、「ジャン・ルイ・ファージョン」のマリー・アントワネット役のような姫役者かと思いきや、「ダンサ・セレナ―タ」でのちゃっかりとしたちょっと駄目な子キャラの親友役、台湾公演の楚留香の手下3人娘の中で一番笑いをとっていたことなどを考えると、ちょっとクセのある声の個性も含めて、コメディエンヌ的な要素のある役が意外とハマるのかなと、今回もまた確認してしまいました。
親友のアパートの鍵を借りて、不倫の恋の舞台にしてしまおうとするちゃっかりさ加減も、天真爛漫な明るさと可愛さでなんとなく憎めない、そんなフェイ役がぴったりでした。
もともと、やもめの中年男と離婚したての女性との恋模様ですから、恋にももちろん大人な展開の様相もあり、勿論ニール・サイモンなのでそこは洒脱に表現されているわけですが、石田センセイなだけに(笑)どうかしら・・と思っていましたが、問題ありませんでした。
びっくりしたときに「じぇじぇ」というくらいは許容範囲で・・^^;
あと、英真さんレオのこどもの話で、学芸会の主役の転校を、ではさよなら公演だなと、BGMに「すみれの花咲く頃」を流したり・・・^^
というわけで、しっとりとストレートプレイを楽しんだ後にタカラヅカならではの美味しいオマケが
はい、フィナーレは、まず、客席後方から上手英真さん下手わかばちゃんのワインカラ―のフォーマルカップルが降りてきて・・・
「忘れていいの」(小川知子&谷村新司)
英真さんメインで(ホッ)歌い上げていらっしゃいました。
そしてねねちゃん、ロミジュリの「バル」の場面のような黒アクセントの白ミニドレスに盛り髪ロングのポニーテール、足元はソロなので安心してハイヒールの黒エナメルロングブーツで、ロック調の曲を。
前から少し上手、下手両方の通路にも降りて。「失格」(橘いずみ)
下手の通路では6列目の星メンバーのところまで行ってちょっと歌いながらレンタくんをいじったり・・でまさこさんちえちゃん大ウケでした^^
続いて轟さんが白スパンのスーツに黒アクセント、黒白ボールドストライプに赤を効かせたスタイルでご登場。
「ずっと一緒さ」(山下達郎)
今回、2列目の通路際のお席でしたので、わかばちゃん以外お三方を間近で・・・という恩恵にも預かり
最後、ヘアスタイルをショ―トのカールを効かせた金髪ボブに髪飾りを付け、足元は白黒のストラッピーなフラットサンダルに変え、お衣装もミニスカートの後ろだけトレ―ンをつけるというお色直し?後のねねちゃんと轟さんの華やかなデュエットダンスもあり・・・。
休憩を除いて2時間弱、楽しめる舞台でした
東京でも観られると良いのに・・・
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