マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

恩師との別れ・・PartⅡ 気付け薬

2013-09-04 05:52:39 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
【気付け薬】
大辞林で、調べると・・

(1)気付けに用いる興奮剤。アアンモニア・ブランデーなど。
  気を失った人の意識をはっきりさせること。また、元気をなくした人の気持ちを引き立たせること。
(2)俗に、酒のこと。


今日は火曜日。9月3日。 恩師の葬儀と告別式でした。

今日のMyブログは、
恩師の面白く素敵な話をお二つ。 皆様に、いつの日か、お役に立つ話かもしれません。 気付け薬の効果について・・

今年の7月早々。

『恩師』は、
1週間食べ物を口にできなく、脈拍も200近くまで上がり…心臓の烈しい高鳴りが外目にも良く分かり、意識不明の状態になりました。
私は、
面会は無理でしょうが・・。と連絡が入りました。  ”最後におそばにいるだけでも!”  ”おそばにいたい!” と。 駆けつけました。
     得意な・・ ではなく。 。 ふっ飛ばしました。

すると・・・

『恩師』は、
お顔を、ピンク色に、そして いつもの穏やかなお顔を今まで見たこともない程に穏やかにして、迎えてくれました。
    じぇじぇじぇ!!  じぇじぇじぇじぇじぇじぇ!!!  どうなってるの???

私の顔を見るなり、「聖書通読は楽しかったね~!」 「お母さん(同居のMy母。恩師より5歳若い) とも話がはずんだね~!」等等。 いつものように話が途切れません。
    じぇじぇじぇ!!  じぇじぇじぇじぇじぇじぇ!!!  どうなってるの???


答は・・・
      『気付け薬』
もうろうの意識の中で、『恩師』はお世話役さんに、頼みました。 そうです。 
  『最後に…大好きなブランデーを飲ませて下さい!』  とかなんとか。
お好きなブランデーをほんのちょっと飲んだ後、『恩師』は、復活を成したのです!! 正に、『気を失った人の意識をはっきりさせること。』気付け薬でした。


奇跡的に・・
ブランデー気付け薬(だけではなく他の要因も加わって・・)で回復した『恩師』は、仲間との食事もおしゃべりも楽しめるまでに、回復なさいました。


それから2ヶ月弱後・・

8月31日・3日前の夕食時。

『恩師』は、
思いもかけない言葉を発しました! 「ワインを飲もう!」。 同僚と、お好きなワインの杯を傾けました

    楽しいワインは、『気付け薬』となり、『恩師』に至福の時を与えました  同僚司祭様の思い出話のお言葉でした。

そしてワインの至福の夕餉の翌朝・・

9月1日朝9時頃。 
恩師は、「おいしいね!」とコーヒーをご自分で飲まれた直後・・・天の御父の元へ帰られました。 100歳と11ヶ月のの生涯。76年間の司祭職。を終えて、御帰天なさいました。

以上。
ほほえましい素敵な、私の『恩師』のエピソードでした。 参考になる『気付け薬』の話でした。


葬儀の後・・・

私は、気付け薬ではなく・・  『告別の惜杯』

恩師の『ワイン』を用意して・・・。  
    恩師の杯も用意して・・・。 3個のグラス

今宵は・・
     今は亡き恩師と夫と私。 3人で。
 恩師の思いで話 や 楽しかった恩師と交わしたおしゃべり。 を、思い出し、語りながら・・。
    恩師のお好きだったワイン・『告別の惜杯』を傾けながら・・。
          恩師と別れを告げました。 
有難うございました。 『恩師』との出会いを、神と恩師に感謝申し上げました


      今日の葬儀の御言葉。
『主よ、あなたはわたしを極め わたしを知っておられる。
座るのも立つのも知り 遠くからわたしの計らいを悟っておられる。
歩くのも伏すのも見分け 私の道にことごとく通じておられる。

どこに行けば あなたの霊から離れることができよう。
どこに逃れれば、御顔を避けることができよう。
天に登ろうとも、あなたはそこにいまし 陰府に身を横たえようとも 見よ、あなたはそこにいます。

あなたは、私の内臓を造り 母の胎内にわたしを組み立ててくださった。
わたしはあなたに感謝をささげる。
私は恐ろしい力によって 驚くべきものに造り上げられている。
御業がどんなに驚くべきものか わたしの魂はよく知っている。

神よ、わたしを極め、私の心を知ってください。
私を試し、悩みを知ってください。
御覧ください わたしの内に迷いの道があるかどうかを。
どうか、わたしを とこしえの道に導いてください。』
                      詩篇 139章


皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。 愛する人と・・楽しい至福の時間を、別れの時が来るまで、重ねていきましょう!