今日も巡礼の一日。
聖書が好きで、新旧のうち・・・旧約聖書が大好きな私は、今回の『イスラエル巡礼』がとても楽しみでした。
知識のないままに。
イスラエルといえば・・・ 『ユダヤ教』
『祈りに熱心なユダヤ教の人たち』
黒線の服は、30歳になった時から、『朝7時の祈りの時間』に着る服です。何歳までかは訪ねませんでした・・。
朝7時から、毎朝、
『ダビデの墓』の聖所で、左腕に黒い紐を巻きつけ、おでこに『トーラ』を現す『箱』をはりつけ・・・
『トーラ(モーセ五書)』を唱えるのです。 義務なのです。 警官な青年たちのお姿を拝見しました。
巡礼前の私。
イスラエルは、『祈りの世界』くらいに考えて・・・憧れていました。
日本のニュースでイスラエルの情報を見る限り、政治や宗教に関係する深刻な話題は、よく見聞きするものの、
普通の暮らしや、楽しい情報などを目にする機会は、ありませんでした。
私のイスラエルに対する『イメージ』 は 『旧約聖書&祈り』 のみでした。
ところが。
来てみると・・・
私が見る範囲では、治安が良くてオシャレで…なんとも独特な雰囲気です。
外国人観光客がたくさんいます。 地中海に面するリゾート地です。 観光立国でした。
道では、犬は少なく、野良猫を多く見かけます。
『イスラエル vs アラブ諸国』 や 『ユダヤ教 vs イスラム教』 というイメ-ジで、仲が悪いのかと思っていましたが・・・
テロリストが存在する国と国境を接しているという点で警戒度が高いそうですが、街中でテロを意識している雰囲気は感じられません。
ビジネス風なビルも少し見かけますが、都会過ぎてなくて、とても落ち着いた、農業大国です。
国土は四国ほどの大きさで、ほとんど砂漠という国なのに、農業大国で、『食料自給率:90%以上』
ちなみに…日本は、『食料自給率:39%』 & 『穀物自給率は、173カ国中124番目、28%』
公用語はヘブライ語とアラビア語なので、看板などはヘブライ語とアラビア語、英語表記は少なくてチンプンカンプンです
人口は 約868万人。民族は ユダヤ人(約75%),アラブ人その他(約25%)
宗教は ユダヤ教(75.0%),イスラム教(17.5%),キリスト教(2%),ドルーズ(1.6%)
やはり。
イスラエルは、ユダヤ人独特の、『ユダヤ人のアイデンティティー』 が感じられる世界です。
まずは。
アイデンティティー一つ目・・・
『死海文書』
第一洞窟から見つかった『イザヤ書の第二の写本 』
死海文書は、
1947年に、死海の北西(ヨルダン川西岸地区)にある『遺跡:クムラン周辺で発見された972の写本群の総称。
主に、『旧約聖書』 と 『旧約聖書外典』 と 『宗団文書(クムラン教団の規則や儀式書)』 からなっていて、
文書が書かれたのは紀元前8世紀から2世紀くらいまでで、『ヘブライ語聖書の最古の写本』 を含んでいる。
これを聖典として保管していたのは、ユダヤ教の中で禁欲的な一派で、
キリスト教の先駆的な信仰を担っていたクムラン教の修道士や修道尼だったと思われる。
1946年の終わり頃、ベドウィンの羊飼いが、偶然に発見したそうですよ。
2500年程も地中に眠っていた。 ということですね。
以上。Wikipediaより拝借した知識です。
我ら巡礼団も、登りました。 観てきました。
『死海文書の発見地:遺跡:クムラン』
海抜0mのマサダの地から・・・・
ケーブルカーに乗って・・・ 『海抜400m クムラン遺跡』 まで。
『クムラン遺跡』とは・・・
西暦70年。 ローマ軍によって、イスラエルの地も『第二神殿』も崩壊され・・・
住民・ユダヤ人は殺されるか、捕虜として連れ去られました。
『水なき砂漠』で、How? どのようにして生き延びたのでしょうか?
『残りの者』の『仕事』 は、唯一・・・ 『旧約聖書の写本』 でした。
当時の規律正しい生活をした、禁欲的なユダヤ人たちは、
食事の前に、外からの帰宅の際に、写本の前に、
『風呂』に入り、『身を清めました』 水と聖霊による『洗礼』の前表です。
立て籠もるユダヤ人は・・・
逃げて、クムランに立てこもって以来・・・3年間。
そして。
今。現代。
クムランの頂上の洞穴の中で・・・
今日も。 写本を続ける・・・ 『信仰篤きユダヤ人』
次に。