マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

        老後はどこに,誰と、住む?

2007-06-26 17:29:12 | 父の日。母の日。結婚記念日。
娘夫婦とメグちゃんと夫と、蕎麦処としては、一番のお気に入りの香草庵に行ってきました。
夜の「蕎麦会席」は、一席しかありません。
今日は、私達の貸し切りになって、最高に贅沢な夜を過ごしてきました。
蕎麦と鴨を堪能して、最後には「蕎麦ぜんざい」までサービスに付けて頂き、お腹一杯幸せ一杯、本当に幸せな夜でした。  
メグちゃんは、2時間半ほどのお食事の間、ずっとお利口で、傍でいい子して、ねんねしていました!! 


将来は、オーベルジュにして、限定泊まり客に味とおもてなしを堪能して頂きたいと、将来の夢の構想を語られるオーナーシェッフは、元々は大阪でコンピューター関連のお仕事で、世の中の最先端を走るサラリーマンでした。何かの心の変化で、最先端を走る仕事を辞め、八ヶ岳の景勝の地に移り住み、蕎麦処を始められのです。
ここまでは、今までのお付き合いで、存じていました。 
今回寄せて頂くと、きれいなお庭に、可愛い小屋が点在しているのです。 いよいよ、オーベルジュのためのロッジ作りかと思いお聞きすると、自分達が住んでいるのだと言われるのです。 大阪に住むシェフの母親が脳梗塞で倒れ、幸い少しの麻痺ですまれたそうです。
不自由な身になられた最後の母親の人生を、ゴミゴミした大阪でなく自然の美しい長野に連れて来て、一緒に住み、共に生きたいと思っているのだそうです。
不自由になった体の老後の母の幸せには、美しい大自然の中で、息子と共にが良いと、考える息子。
長男も近くにいるのだし、住む慣れた大阪から離れたくないと、考える当の母親。
今度、香草庵をお訪ねする時には、お母様が、接待して下さるかしら?     

「息子がこの近くにいるので移ってきた」シェフは、早々に決断なさり子供の近くに転居して、蕎麦処としての第二の人生まで始められたのです。
私もシェフの母親と同じで、子供の近くとか自分の大好きな土地に移り住みたい気持ちと、転居の決断の大きさに迷う気持ちとが、自分の中で戦うことでしょう!! 私の人生の最後は、誰と過ごしているのでしょう?! 
そこが愛に満ちた所でありますように・・
年を重ねると、大きな決断を自分でしなくてはいけないので、大変!!  
キリスト曰く「年を取ると、腰に帯び縄を締めて、考えもしない所に連れて行かれるものである」。
どこへでも喜んで、行くべき所に行く、心の柔軟さを、「その時」までに養いましょう・・



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