浅田次郎氏著、椿山課長の七日間。
感動しました。オススメの一冊です。
NHKのプロジェクトX 富士山にレーダーを作って、台風から日本を守れ!というものがあった。最後に、トモロオさんの声で、若きリーダーは、後に作家になった。浅田次郎という。へえ~と、驚いたのを思い出した。
小説の中では、最後に天国の入り口で、それぞれの人に合わせてお迎えが待っていてくれる。先に逝った家族。なんだか、ほんとにそんな天国があればいいなあと思った。
そこに辿り着くまでが、想像力と、思いやりと、道徳心と、人情と、ユーモアと・・・・人間が本来持っていて欲しい感情に溢れている。泣けてくるし、笑いもした。
シャロンが逝って、悲しみが感じられないくらい、考えないようにしてる私。友人が、遣り残したことがある方が、あちらに行ってからもいいのじゃない?なんて、意味がわかるようで、わからないことを言ってくれた。遣り残したことは何もない、よりも、ああもしたかった、こうもしたかったと思ったほうが、あちらので話に花が咲くということか????
あちらに逝く前に、こちらでやるべきことをもうちょと考えてみようとも思った。
一読を強くオススメする。