すでに、人生の大半を過ぎてきたのに、今更という感じで、自分の価値観が崩壊するような知識に出会うことが多い。
ゆっくり と 副交感神経 。
順天堂大学の小林弘幸先生が、本を書いておられる。
私が子供から成長する過程で、両親から「ゆっくりね」などと、言われたことはない。
頭の回転でも、行動でも、早いことが美徳のように育ってきたように思う。仕事が早いこともしかり。
自分が子供を育てるにあたっても、「ゆっくりでいいね」などと、子供をほめたことは一度もない。早くできたね。行動が早い!!など・・・。
交感神経は行動的、積極的なものであって、副交感神経は寝てるときに、機能するものだと思っていた。
小林先生は、副交感神経と交感神経のバランスが崩れていることが、自律神経の働きを妨げているとおっしゃる。
自律神経こそが、人間としての生き方に大きく作用するとされてる。
私の価値観がボロボロと崩壊する、そんな本となった。
でも、冷静に本を読んでみると・・・「確かに」と、心から実感するのです。大半は過ぎてしまった人生ではあるが、残りの人生は「ゆっくり」を心掛けていきたいものだと思っている。
まずは・・・
ゆっくりしゃべる。自分から話の口火を切らない。まずは、聞くの姿勢。⇒機関銃トークに近い早口な私には、これはえらいことです。
ゆっくり字を書く。字は一字一字きれいに書くことを心掛ける。
ゆっくり食べる。感謝して、食べ物を食べることかな・・・。咀嚼を楽しむ。あごのラインがきれいになるかもしれないです。
ゆっくり歩く。頭を空からひっぱりあげられているように、上を向いて歩く。
一ヶ月後、自分がどうなっているかが、本当に楽しみであります。