どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

摩訶不思議なり 日本語

2011-02-05 05:06:54 | シュワッチ

母語というのは、毎日自由自在に使っているわけだけど・・・その面白さには気づかない。

そもそも、そこまで考えたこともない というのが母語だから。

外国人に日本語を教えていると、確かに今話題のように、外国人が使う日本語の面白さもあるが、改めて母語として日本語を内から考える面白さもある。

「手を洗う」 手洗い に行きます だと まさに手を洗うのだろうなあと思う。これに  美化語の「お」をつけると 「お手洗い」になって、意味は近いものの「トイレ」に変わってしまう。

おみかんが 意味を変えないのに比べて、「お」だけで意味が変わってしまうのだから、難しい。 「なんで?」と考えても仕方ないので、覚えるしかない。

先日あるところで「ぐれる」とは何か・・・という話になった。「愚連隊」から「ぐれる」という動詞が派生したのかと思いきや・・・・はまぐり⇒ ぐりはま ⇒ ぐれる という変遷らしい。はまぐりは、同じ貝殻のみぴったりと合うらしく、その昔はハマグリの殻を二つに分けて、神経衰弱のような遊びをしていたとか。つまり、「ぐりはま」は 合っていない ずれている ということを象徴して使ったらしい。へええええ・・・と、驚いてしまった。

日本人は昔から言葉遊びが大好き。ことばの前後を入れ替えて発話したり、合成語を作ったりしてきた歴史がある。 「げんをかつぐ」 も「縁起をかつぐ」が語源。

えんぎ ⇒ ぎんえ ⇒げん となったらしい。最初は韻のおかしさの妙で使っていた言葉がいつの間にか、定着して使われるようになるらしい。

なので、現在使われている不可思議な言葉も、何年か後には定着語として、容認されるのかもしれない。 やばい とか きもい などはそのうち、国語辞典に登場するのかもしれない。全然 ~ ない が 全然~です になるのは、もう遠い話ではないらしいよ。

日本語って面白いよなあ。

 

コメント
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