最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

怖い話

2005-10-23 | 小説
今日は、デジカメを忘れて出かけてしまい、アグーの出汁が
効いた、「亀そば」の写真を撮ることができませんでした。残念。

友達おすすめの文庫本、文藝百物語を読みましたが、
みなさん、結構怖い思いをされているのですね。
古旅館に作家8名が集まっての百物語です。

私も、一度だけ、「かなしばり」に遭ったことがあります。
この話をすると、必ず、「疲れていたのよ」と言われますし、
実際、とても疲れていたときだったから、そうなのかも
しれません。でも……。

あれは、私ひとりで夫の実家に行った時のことでした。
夜中に、何かに、のしかかられているような重さで目が覚めると、
布団の四方八方から黒いものが這い上がって来ていました……。
目は開いているのに体は動かない。
これが「かなしばり」というものか、体が自由に動くようになったら、
すぐに電気を点けて、姑の部屋に行こう、そう思って恐怖と戦って
いました。

それで、実際、体が動くようになってから、すぐに起き上がって
電気を点け、姑の部屋へ。
夜中に、体調の悪い姑を起こすのは申し訳なかったし、何と言われるか
不安でした。
でも、姑は、「ああ、かなしばりね」、という感じで、怖かったら、
隣の部屋で寝たらいいから、と言ってくれました。

かなしばりなんて特別なことじゃない、というふうに扱われたことが
一番怖かったかも。(その部屋ではよくあること?)
それから、別の部屋で寝るようになり、かなしばりの経験も一度だけ
で済みました。
でも、しょっちゅう、こんな目に遭っている人もいるようですね。
寝るのが怖いだろうなあ……。

怖い話のあとは明るい話を。

またまた、福岡の実家から、美味しいものが届きました。
やっぱり、未唯のぬいぐるみも。

いつもは行かない場所までぬいぐるみを引っ張って行って寝てました。
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