最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

新年会と試写会

2013-02-02 | 小説
1月末に行われた推理作家協会の新年会では、たくさんの方とお話しすることができました。
2次会は、太田忠司さん、柴田よしきさん、永嶋恵美さん、新津きよみさんとホテルのバーへ。
なんとも贅沢で楽しい時間でした。

新年会の当日と翌日に打ち合わせがありましたが、どちらも充実していました。
いろいろなことを忘れないうちに、ふたつの長編の改稿を進めなければ。
最近の物忘れの激しさは自分でもあきれるほどですので。
お世話になっているフリーの編集者さんのスタジオにもお邪魔しました。
燦々と光が射し込む居心地のいい場所ですが、スタジオにあるオブジェはかなり怖いです。
そこがまた魅力なのですが。

東京滞在中に、栗村実氏 監督・脚本の映画 『桜、ふたたびの加奈子』のマスコミ向け試写会があるとのことで、
原作者の新津きよみさんから招待状をいただきました。
写真は、4月6日から公開される『桜、ふたたびの加奈子』の前売券と『ふたたびの加奈子』(ハルキ文庫)の新装版です。

公開を前に映画を観せていただきましたが、冒頭の音楽から、ぐっと心をつかまれました。
音楽担当は、「現代のベートーベン」と称されている佐村河内守氏。
人気、実力ともに兼ね備えた、広末涼子さん、稲垣吾郎さんの演技も素晴らしかったです。
公開前なので詳しく書けないのが残念ですが……。
原作の良さを生かして、「いのちの循環」をテーマに丁寧に描かれた『桜、ふたたびの加奈子』。
日本人の生死感や年忌法要での時間経過など、美しい映像や音楽と共に、海外でも興味深く受け入れられるのではないかと思いました。
本当に素晴らしい映画でした。

公開は4月6日ですので、福岡ではちょうど桜が咲いている頃です。
その頃に、また、観せていただくのが楽しみです。




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