『ただいまつもとの事件簿』新津きよみ（著）

アミの会（仮）のお仲間の 新津きよみさんの新刊『ただいまつもとの事件簿』（光文社文庫）を読了しました。
　
夫の転勤のため長野県松本市に転居した清水真紀は、仕事も決まらず友達もできず、宙ぶらりんな日々を過ごしていた。より松本を知るために参加した「移住希望者のための説明会」がきっかけで友人ができ、東京で行方不明になった飼い猫が松本で発見された「茶トラ失踪事件」など、いくつかの“日常の謎”に挑むことに。松本の魅力たっぷりのミステリー！　（HPより）

真紀と、松本に移住してきた人たちとのつながりが魅力的で、謎解きの楽しさもあって、とっても面白かったです。
私の推理は残念ながらはずれていましたが、読み終えたら、かなり松本に詳しくなっていました。
共感するところがとても多く、色々書きたかったのですが、ネタバレになりそうなので我慢します。
新津さんがあとがきで書かれているように、『ただいまつもとの事件簿』を手に松本を散策したら楽しそう。
コロナが収束したら、松本に遊びに行きたいです。

昨日は久しぶりに映画館へ。
ノマドランドを観ました。
主演のフランシス・マクドーマンは、肝の据わった、すごい俳優さんですね。
本物のノマドにしか見えず、広大なアメリカの大地に、物語に、溶け込んでいました。
出演しているノマドは、ほとんどが本物だと聞いていましたが、重みのある言葉、深みのある表情がとても印象的だったスワンキーが、10年もノマドを経験している一般人だったとは……。
観てよかったです。


コロナ禍で足が遠のいていた映画館ですが、今は、平日だと密になることはないようです。
16のスクリーンのあるシネコンですが、同時間の『ノマドランド』鑑賞人数は4名で、逆に心配になりました。
週末は多くなるのでしょうけれど、コロナ禍、乗り切ってほしいです。


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