最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

アミの会アンソロジー『嘘と約束』

2023-10-14 | 小説
アミの会のアンソロジー『嘘と約束』(光文社文庫)が、今日から北九州市の書店さんでも並んでいるようです。
2019年に単行本で発売されたアンソロジーの文庫化ですが、今回じっくり読み返してみて、読み応えのある、いいアンソロジーだなと思いました。(手前味噌で恐縮です)

【HPの作品紹介より】
人の縁の不思議さと温かさが光る「自転車坂」(松村比呂美)、少年同士のさりげない友情を描く「パスタ君」(松尾由美)、本格サスペンスの「ホテル・カイザリン」(近藤史恵)、なぞなぞの答え探しをめぐる人間模様「青は赤、金は緑」(矢崎存美)、恋心のほろ苦さが切ない「効き目の遅い薬」(福田和代)、失踪した美老女の謎を追う「いつかのみらい」(大崎梢)所収。

私は、「自転車坂」というタイトルで書いていますが、この作品を書くきっかけになったのは運転免許証の更新です。
講習で、「どんな些細な事故でも、双方に怪我がなくても、必ず警察に報告してください。そうしなければ、あとで、当て逃げやひき逃げと通報されることがあります」という話を聞きました。
警察への連絡を怠ると、道路交通法により、報告義務違反で刑罰の対象になってしまうのだそうです。
講習での注意喚起と、ノーブレーキの自転車が坂から跳び出してきて、どきっとした実体験をヒントにして書きました。
手に取っていただけると嬉しいです。


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