ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

北海道上川郡上川町の大雪山国立公園にある銀河の滝と流星の滝に行きました

2015年07月02日 | 旅行
 北海道上川郡上川町の大雪山国立公園内にある層雲峡の外れにある銀河の滝と流星の滝を見に行きました。

 標高1050メートルの石北峠を超えると、大雪国道は北西方向に向かって下り道を進み、大雪ダム(通称、大雪湖)を過ぎると、層雲峡に入ります。

 層雲峡と呼ばれる峡谷は下流側で石狩川になる川に向かって、あちこちから支流が流れ込みます。その支流に向かって、断崖絶壁の中から流れ落ちる銀河の滝は、なかなかの絶景です。



 銀河の滝は、「高さ約120メートルから幾重にも分かれて落ちてくる女性的な滝で、“雌滝”とも呼ばれている」そうです。





 そのやや下流側のある落差約90メートルの流星の滝は水量が多いために「勇壮で迫力ある滝なので“雄滝”とも呼ばれている」そうです。


 
 銀河の滝と流星の滝は、不動岩という断崖の両側から流れ落ちています。



 この滝の周辺は、断崖が続きます。



 この断崖は支流が長い間にわたって流れたために、断崖が続く渓谷をつくったようです。

 滝の落下する音に混じって、手前の森から野鳥の鳴き声がします。滝が落ちた支流の岩などにカワガラスがいるのではと、少し探しましたが、見つけられませんでした。
 
 支流の川の岸では、可憐な黄色い花が咲いています。



 キンポウゲ属のウマノアシガタの仲間ではと推定しています。
 
 今回、大雪国道を北西に下り、その国道を左折して進むと、銀河の滝と流星の滝に向かう山道に入ると想像していました。ところが、国道39号線を左折して進むと、その国道並みの道幅の広い立派な舗装道路が続きます。

 結局、未舗装道路にも入らず、銀河の滝と流星の滝が目の前に望める広い駐車場に入ります。何とも拍子抜けの滝探訪でした。この駐車場には観光バスが次々と入ってきて、目の前の滝を見せて、記念の集合写真を撮影して、引き返していきます。かなりお手軽な観光地です。

 実は、この支流の上流側には、雲井の滝、錦糸の滝、ライアンの滝と、一連の秘境の滝が続くと、表示されていました。今度こそ、山道を進めば、秘境の滝に出会えると進むと、すぐにこれ以上は進入禁止という柵がありました。ここから先は、本格的な登山装備で進むしかないようです。ということで、奥に進むこともできずに、引き返しました。

 後日、Webサイトで調べたところ、銀河の滝と流星の滝がある断崖の向かいにある森の中を20分ほど登ると、両方の滝が正面に見える展望台があったそうです。この約20分の登り坂を上がると汗をかくことができました。結局、今回の滝見見物は汗をかく必要がない安直な探訪記でした。


北海道北見市から国道39号を石北峠に向かうと、キタキツネに出会いました

2015年07月02日 | 旅行
 北海道北見市から国道39号線を石北峠(せきほくとうげ、標高1050メートル)に向かってほぼ西に進みました。

 この国道39号線は網走市と旭川市を結ぶ約224キロメートルの一般国道です。通称、“大雪国道”と呼ばれ、いくつかの有名な温泉地帯や山岳部分を通ります。

 北見市から西に向かい、まず、おんねゆ温泉(温根湯温泉)を通過します。さらに西に進み、つるつる温泉を通過すると、信号がなく、見た目は一本道になります。

 次第に高度を上げ、人家が無くなり、原生林の中をひたすら進みます。ほとんどの車はかなり飛ばしています。

 ほぼ直線の国道39号を進むと、道の脇のササ原の中から、キタキツネが一匹出てきました。





 キタキツネの側を、車が猛スピードで通過します。車のドライバーもキタキツネもお互いにあまり気にしていません。



 実は、キタキツネは網走市と網走郡大空町にまたがる網走湖の近くでも何回か見かけたのですが、撮影するまもなく森の中に消えました。

 国道39号線は時々、川を渡る橋を通過します。シラカバの木などの雑木林の中を、雪解け水の清流が流れています。





 イワナやヤマメなどがいそうな清流です。大きな葉のフキが茂っています。

 雑木林の木々には、時々、マタタビの蔓(つる)が巻き付き、白い葉を茂らせています。

 予想したほど、厳しくない傾きの坂道を越えると、石北峠に出ました。標高1050メートルの地点です。



 この前後の国道をかなり直して、楽に峠越えできるようになっています。
 
 石北峠を超えて、さらに西に進むと、残雪がある大雪山系(たいせつさんけい)が見え始めます。この大雪山系が見える山麓では、大雪ダム(通称、大雪湖)が眼下に見える道路になります。


 
 大雪ダムの斜面を撮影したところ、若いエゾシカが小さく写っていました。


 
 この辺は、まだ山深い地帯です。旭川市まではまだ距離があります。