ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県北佐久郡立科町の女神湖の湿原では、オオヨシキリが鳴いています

2015年07月07日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町の女神湖の湿原では、オオヨシキリが大きな声で鳴いています。

 女神湖の蓼科山側にある小さな湿原は、蓼科山(標高2531メートル)山麓から流れ込む清流がつくったものです。予想以上に豊富な流れです。

 ヨシなどの草原・湿原の中に、クリンソウ(九輪草)がいくつかまだ花を咲かせていました。



 ほとんどのクリンソウは花期が過ぎて、実をつけていますが、清流が豊かなので、その分冷たいことから、ここではクリンソウが珍しくまだ咲いているようです。

 標高約1530メートルある女神湖の湿原では、逆に陽当たりがいいところもあるようで、キンバイソウが一輪、鮮やかな濃い黄色い花を咲かせていました。



 (弊ブログの2015年7月5日編でご紹介した八島湿原の遊歩道沿いで、毎年、キンバイソウが花を咲かせる場所では、蕾も出ていませんでした。自然の妙です)。

 同じように、陽当たりがいい場所では、オタカラコウも濃い黄色い花を咲かせています。



 この小さな湿原では、夏の季節の早い部分と遅い部分が混じっています。
 
 背丈が約2メートルぐらいのヨシ原の中から、オオヨシキリの大きな鳴き声が聞こえます。

 ヨシ原の中を探すと、オオヨシキリがいました。



 このオオヨシキリに対して、もう一羽のオオヨシキリが接近し、ちょっかいを出したために、この二羽はあちこちに移動します。この二羽は、オス・メスの番なのか、オス同士のライバルなのか分かりません。
 
 その内の一羽のオオヨシキが低木に留まりました。なかなかこちらを向いてくれません。




 
 その内に、近くの木に飛び移り、何とかはっきりとした横顔を見せてくれました。



 霧ヶ峰高原・車山から東北方向にいくらか離れた女神湖(人造湖)では、いくらか植生が異なる様相を見せてくれます。霧ヶ峰高原・車山から白樺湖・女神湖までは様々な自然の様子を見せてくれます。



日本経済新聞紙の「ギリシャ『緊縮反対』多数 国民投票6割獲得」を拝読しました

2015年07月07日 | 日記
 2015年7月6日に発行された日本経済新聞紙の夕刊の一面に掲載された見出し「ギリシャ『緊縮反対』多数 国民投票、6割獲得 首相、EUと再交渉へ」を拝読しました。

 EU(欧州連合)がギリシャに求める財政緊急策の賛否を問う、ギリシャの国民投票が7月5日に投票され開票され、反対票が賛成票を大きく上回ったと伝えます。この結果、ギリシャのチプラス首相は、緊縮政策反対の“民意”を基に、EUなどの債務団と再協議に入る考えを示したそうです。
 
 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「ギリシャ国民投票、緊縮反対61.3%」と伝えています。


 
 さらに、続いて日本経済新聞 電子版では、見出し「若者・低所得者層の反対目立つ ギリシャ国民投票」と報じています。


 
 ギリシャの国民投票の反対多数の結果を受けて、チプラス政権はEU側の債務団から情報を引き出す戦術をとると推定されると報じています。
 
 一方、ギリシャの緊縮策受け入れの投票結果を期待していた債務団側にとっては、予想外の結果となり、ユーロ圏財務省会合のデイセルプルム議長(オランダ財務相)は、「ギリシャの未来によって非常に残念」という声明を発表したそうです。この結果、「欧州経済は混乱必至、ギリシャの“ユーロ圏”離脱を懸念する」という論調の報道が多く流れています。
 
 ジャーナリストの熊谷徹さんは、2015年7月2日に.Webサイトの日経ビジネスonlineに、見出し「ギリシャがユーロ圏から離脱する4つのシナリオ」という記事を掲載しています。この解説では、「最も現実性が高いのが第4のシナリオである。つまり、ギリシャ政府が資金不足に苦しみ、公務員の給料も払えない状態に陥った場合、旧通貨ドラクマを発行して、国内の流動性を復活させる」と解説しています。そして、「追いつめられたギリシャ政府がドラクマ紙幣を刷って流通させることで、ユーロだけを使う時代に終止符を打ち、ユーロ圏から実質的に離脱するというシナリオが最も現実的だと思っている」と解説します。
 
 この予想の実現性が大きいと推論する最大の理由は、「EUにとって最も好ましいのは3番目のシナリオのユーロ・グループとEU、ギリシャ政府が合意に基づいてリスボン条約を改正し、通貨同盟からの脱退に関する規定を設け、ギリシャを離脱させることだ」そうです。しかし、これを実行するには、条約改定などに2、3年かかる見通しだそうです。これは時間がかかり過ぎます。

 もし、ギリシャが独自通貨のドラクマを復活させると、ギリシャが資金を調達することは今以上に困難になると想像され、ギリシャのインフレが進むだろうと予測しています。

 話は飛びますが、現在、懸念されているシナリオには、地政学的に南下策を採るロシアがギリシャを資金面で支援し、強い関係を築くというものがあります。さらに、もう一つの懸念されているシナリオは、中国がギリシャに資金援助をし、強い関係を築くというものです

 EUはギリシャの経済崩壊などが、イタリアやスペインなどに飛び火しなければ、それでよしととみているとの見方が強まる中で、今後のEU側の債務団とギリシャのチプラス政権はEU側の債務団の協議の行方が注目されます。ここ1週間ぐらいの間でのギリシャの行方がまず、注目されます。