新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

Englishの表現集 050317

2017-05-03 09:04:38 | コラム
こういう表現の仕方があった:

“Are you going to take any counter measures against it?”
解説)”measure”(=メジャー)が出てきたが、カタカナ語のメジャーとは違う。「・・・に対する「公的な」対策、手段、処置」とジーニアス英和に出てくるそれである。ここまで言えば、あのカタカナ語が如何におかしいかが解るだろう。勿論、動詞では「測る」という意味がある。遠回りしたが「君は何か対策を採るのか」という意味で、”counter”には名詞で「・・・に対して逆、反対のもの、反撃、反論」等の意味がある。

“He took corrective actions on a timely basis.”

解説)「彼は適切な時に改善策を講じた」という意味。上に”counter measure”を出したので、ここには「改善策」を取り上げた次第だ。改善と言うよりも「誤りを正した」という意味に取る方が正確かも知れない。”correct”の語尾に”ive”が付くと「誤りなどを正す」となる。

“What is your remedy for stiff shoulder?”
解説)「君の肩こりの治療法はどんなもの」なのだが、ここでは「治療法」を意味する”remedy”を採り上げた。ジーニアス英和には”What is your favorite remedy for headache?”というのがあった。上手いものだと感心した。Remedyは一般的な「改善法」や「救済策」の意味で使えると思う。トランプ大統領は現在の対DPRK情勢に対して如何なるremedyかcounter measureを採られるのだろうか。

“I’m afraid not.”
解説)「(残念ながら)そうではないようです」のような意味。頭から断定していない言い方で、英語のように白か黒か、イェスかノーかをハッキリ言う言語でも、こういう表現でぼかすことが出来るかと思って使っていた経験がある。真っ向から否定しない時に使った表現には”I don’t think so.”と言ったりしたが、よく考えれば否定したことには変わりはないのだった。

“Does it fall into the category of science?”
解説)「それは科学の範疇に入るのか」である。一寸気取った言い方だが、「範疇に落ちる」という表現が面白いと思って真似をして使っていたものだった。では他にどういう言葉で表現すれば良いかと考えると、妙案が直ぐには浮かんでこない。”Does it belong to the science’s category?”かなとは思ったが、ギクシャクしている。

“I could not understand why he is so particular about the brand of his tie.”
解説)「私には彼が何故あれほどネクタイのブランドに凝っているのかが解らない」なのだが、particularは「~についての好みがうるさい、凝っている」という意味で使われる。普通には「特定の」という意味だが、こういう使われ方がある。「日本の需要家はある特定の品質にうるさい」というような時に使ったものだった。

“Don’t point your finger at me.”
解説)「私を名指して非難するな」である。”finger”は案外にこの例文のように「慣用句」で使われており、他に”keep one’ fingers crossed”なんていうのもある。これなどは初めて聞かされた時にはポカンとしていた。実は「祈る」という意味だと後になって解った。この例などはそれぞれの単語を知っていても全体の意味が分からないのが慣用句(idiomatic expressions)の特徴だろう。だから、「単語だけを覚えるのは止めて、流れの中で覚えろ」と繰り返し言うのだ。