スクランブルエッグ:
「スクランブルエッグにする」:
解説)ここでは少し本筋を離れてカタカナ語の問題点も取り上げたい。これを”I’ll have scramble egg.”のように注文しない方が良いと思う。勿論、これでウエイターでもウエイトレスにも通じるだろうが、文法的には不正確なのだ。即ち、堅いことを言えば、これでは「卵をかき回す」だけになってしまうのだ。
実際には「黄身も白身も一緒にして熱しながらかき回された卵料理なのだから、”scrambled”のように過去分詞形でなければならないのが英語の難しさだ。しかも、英語では”eggs”と複数にして表示されている。カタカナ表記では過去分詞も複数の”s”も省略されてしまった。文法無視は「無教養の表れ」と見做される場合があるのが、英語の世界の難しい特徴であることを忘れてはならない。
なお、「”over easy”が黄身を上にして半熟程度に」ならば「カチカチに焼いて」は”over hard”なので、一寸拍子抜けか。同胞の方々に割合に普及しているのが”sunny side up or down”だ。そして「ガリガリに焼いたbacon」を付け合わせにするならば、”I’d like to have the crispy bacon on the side.”で良いだろう。ゆで卵は「何分で」と指定せねばならないのが面倒で、私は一度も取ったことがなかった。
「~はありますか」
解説)「~」のところは商品か商品名を意味していると思って頂きたい。これは買い物に行って在庫の有無乃至は取り扱っているかを尋ねている表現だと思って頂きたい。この場合に日本の教育で育ってきた方々は、”Do you have a pair of very small size shoes?”のように”have”を使う。だが、アメリカ語では”Do you carry a pair of Nike shoes?”のように”carry”を使うのが一般的のようだ。
何故そうなるのかを私なりに分析してみれば「~の在庫を持っている」は、”We carry heavy inventory of California rice.”のように在庫はcarry するものなので、haveは使わない受け止めている。なお、確認だが、”have”で十分通用するのだが、”carry”の方がどことなく格好が良いような気がする方は、一度お試しあれ。
余談だが、我が国の小売店には店頭に屡々”Price down”と表示されているのを見かける、あれは日本語。”price”は”reduce”か”discount”するのが普通である。故に、値切ろうと思って”Price down.”と主張しても”???”となるだけかな。私は値切るのは余り得手としていなかったが、”Give me some discount from this tag price.”と言った覚えはある。私はアメリカは値切る文化は余り普及していないと思っている。
「キャウ」
解説)これも余談の部類では発音の話。アメリカ語の発音は微妙なものが多く、我が国の学校教育で育った方を悩ましている。私が屡々触れる日系人でワシントン大学のMBAのBJ氏の奥方は(好ましくない表現だが)白人だった。彼女は夫の赴任先の東京で英会話の家庭教師を依頼されたそうだった。1970年代のことだった。
奥方が”cow”を何気なく「キャウ」と発音したところ「そんな下品な発音をする人に教えられたくない」とばかりに、即刻契約を解除された由。BJ氏は苦笑いするしかなかったとか。今ならば「大統領様だって”council”をキャウンスル“とおっしゃる」と言えたのに。このような発音はアメリカでは普通なのだが、慣れていなければ戸惑うだろう。
また、”counter”などは”t”を省いて「カウナー」と発音されることが多いのだが、Oxfordには「アメリカ式」として「カウナー」の発音記号が載せられている。また、”twenty”も屡々「トウエニー」と聞こえるように”t”を抜かすことがある。私は日本人がこういう下卑た発音を真似るべきではないと固く信じている。
「スクランブルエッグにする」:
解説)ここでは少し本筋を離れてカタカナ語の問題点も取り上げたい。これを”I’ll have scramble egg.”のように注文しない方が良いと思う。勿論、これでウエイターでもウエイトレスにも通じるだろうが、文法的には不正確なのだ。即ち、堅いことを言えば、これでは「卵をかき回す」だけになってしまうのだ。
実際には「黄身も白身も一緒にして熱しながらかき回された卵料理なのだから、”scrambled”のように過去分詞形でなければならないのが英語の難しさだ。しかも、英語では”eggs”と複数にして表示されている。カタカナ表記では過去分詞も複数の”s”も省略されてしまった。文法無視は「無教養の表れ」と見做される場合があるのが、英語の世界の難しい特徴であることを忘れてはならない。
なお、「”over easy”が黄身を上にして半熟程度に」ならば「カチカチに焼いて」は”over hard”なので、一寸拍子抜けか。同胞の方々に割合に普及しているのが”sunny side up or down”だ。そして「ガリガリに焼いたbacon」を付け合わせにするならば、”I’d like to have the crispy bacon on the side.”で良いだろう。ゆで卵は「何分で」と指定せねばならないのが面倒で、私は一度も取ったことがなかった。
「~はありますか」
解説)「~」のところは商品か商品名を意味していると思って頂きたい。これは買い物に行って在庫の有無乃至は取り扱っているかを尋ねている表現だと思って頂きたい。この場合に日本の教育で育ってきた方々は、”Do you have a pair of very small size shoes?”のように”have”を使う。だが、アメリカ語では”Do you carry a pair of Nike shoes?”のように”carry”を使うのが一般的のようだ。
何故そうなるのかを私なりに分析してみれば「~の在庫を持っている」は、”We carry heavy inventory of California rice.”のように在庫はcarry するものなので、haveは使わない受け止めている。なお、確認だが、”have”で十分通用するのだが、”carry”の方がどことなく格好が良いような気がする方は、一度お試しあれ。
余談だが、我が国の小売店には店頭に屡々”Price down”と表示されているのを見かける、あれは日本語。”price”は”reduce”か”discount”するのが普通である。故に、値切ろうと思って”Price down.”と主張しても”???”となるだけかな。私は値切るのは余り得手としていなかったが、”Give me some discount from this tag price.”と言った覚えはある。私はアメリカは値切る文化は余り普及していないと思っている。
「キャウ」
解説)これも余談の部類では発音の話。アメリカ語の発音は微妙なものが多く、我が国の学校教育で育った方を悩ましている。私が屡々触れる日系人でワシントン大学のMBAのBJ氏の奥方は(好ましくない表現だが)白人だった。彼女は夫の赴任先の東京で英会話の家庭教師を依頼されたそうだった。1970年代のことだった。
奥方が”cow”を何気なく「キャウ」と発音したところ「そんな下品な発音をする人に教えられたくない」とばかりに、即刻契約を解除された由。BJ氏は苦笑いするしかなかったとか。今ならば「大統領様だって”council”をキャウンスル“とおっしゃる」と言えたのに。このような発音はアメリカでは普通なのだが、慣れていなければ戸惑うだろう。
また、”counter”などは”t”を省いて「カウナー」と発音されることが多いのだが、Oxfordには「アメリカ式」として「カウナー」の発音記号が載せられている。また、”twenty”も屡々「トウエニー」と聞こえるように”t”を抜かすことがある。私は日本人がこういう下卑た発音を真似るべきではないと固く信じている。