新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月21日 その3 「あーあ、稀勢の里」 #2

2017-11-21 13:51:28 | コラム
結局、マスコミの餌食になったのでは:


以下は去る7月14日に稀勢の里をと言うかマスコミを非難したものに多少改訂・加筆したものである。故に #2 とした。彼の今場所は4勝5敗という体らくである。

何度も述べてきたことで、私は相撲に関心がないし「あれはスポーツではなく、日本伝来のと、言うか江戸時代から続いている興業である」とも指摘してきた。それでは何でこの期に及んで稀勢の里を採り上げるのかである。それは彼がマスコミに余りに過剰に持て囃された結果と、明らかに怪我による練習(稽古と言うようだが)不足で、目下開催中の場所で負けてばかりいるのみならず、またぞろ負傷したようだからだ。

マスコミの日本出身という奇妙な持て囃し攻勢は琴奨菊が優勝してしまった時から一層過激となり、その悪影響からか彼は明らかに思い上がりの嬉しそうな表情になり、アッという間に転落していった。そこにはモンゴル出身者からしか横綱が出ないせいもあって、日本出身という奇妙な紹介のされ方をする力士が優勝すると、マスコミは待ってましたとばかりに総力を挙げて過剰に持て囃すのだ。

彼ら優勝力士にその煽て上げる声が直接には届かないとしても、力士たちはテレビも見ればスポーツ新聞だって読むだろう。自分が賞賛されている記事を見れば良い気分になるだろう。そこには、本人が如何に自戒しようとしても「俺は偉いのかな」と思いたくなるものではないのか。そのような「思い上がり」を押し止める為にはよほど自覚を持って日々を過ごしていかなければならないのだ。私は稀勢の里はそれに失敗したのだと断じたい。即ち慢心したのだと見る。言って置くが「彼らは紙を伸ばし、視聴率を摂る為なら何でもやる人種」なのだ。それが証拠には稀勢の里は優勝する前の顔付きと、横綱昇格後ではまるで異なる、言わば「傲慢不遜」な顔付きに私には見えたのだった。

しかも、相撲嫌いの私に言わせて貰えば、彼の優勝の時には白鵬が不在だったので、古い言い方で「鬼の居ぬ間に洗濯ジャブジャブ」だった気がしてならない。しかも、その直後のあの左上半身を打った怪我である。私は「怪我などは練習不足」か「筋力の鍛え方不十分」か「気の緩み」で生ずるものだと確信している。稀勢の里には「気の緩み」も「練習不足」も当てはまると思う。

繰り返し言うが、あの同郷という高安の好成績があった後の、マスメディアの褒め称え方は異常と言うよりも「やはりそう来たか」と思わせてくれた有害無益なものだった。私でさえ彼ら二人が共倒れになりはしないかと気遣ったほどだ。稀勢の里君は横綱の責任感からが負傷が回復していない様子のままに登場し、負傷を抱えていれば負けるのは当然という惨敗(らしい)を続けた挙げ句の負傷である。

陳腐な言い方をすれば、マスメディアの持ち上げすぎと練習不足のコラボレーション(カタカナ語だ!)ではないか。見ていてご覧、そのうちに彼らマスコミは褒めあげたのを忘れて稀勢の里批判の論陣を張るよ。彼には負傷があったという者も出てくるだろうが、それは何の慰めにもならない。怪我をするのは所詮は「ヘボ」だという証拠だから。

結論めいたことを最後に言えば「日本出身の力士たちはマスメディアの持ち上げすぎに十分に注意して、いくら褒め上げられても自己過信に陥ることなく、思い上がらないように努め、琴奨菊と稀勢の里の轍を踏まないように心がけること」が肝腎ではないか。こういう現象は興業の世界だから起こること。NHKには可及的速やかに相撲をスポーツニュースから除外して「興業」の枠を設けるべきだ。あんなものを(言い過ぎだったら御免)をスポーツに分類されては迷惑だ。

プロ野球やサッカーのJリーグなどで優勝したからと言ってタニマチとやらが集まって優勝者が片手に大きな鯛を持って祝い、大きな杯で酒を飲むか。私は健康管理上も運動選手が酒や煙草を嗜むことは極めて宜しくないとすら考えている。それにも拘わらず相撲は・・・となるのだ。


11月21日 その1 石岡荘十様に伺いたこと

2017-11-21 11:31:57 | コラム
Stent留置とBNP:

常々石岡様のご高見に勉強させて頂いております。特に世にも珍しいと(あるいは「こんな患者さん、見たことない」to
多くの看護師さんに言われた)心筋梗塞を06年1月、13年8月、14年12月と3度も国立国際医療研究センター(06年には国際医療センターという名称)助けて頂いた者としては、カテーテル治療と検査は何回受けていたか記録を見ていませんが、10回を超えて、stentだけも右から1本、3本、3本入っております。

その都度同意書に署名捺印しておりますし、色々な事故による死亡率も概ね2万回に1~2度だと教えられております、stentの質も改良されて塗布する薬品の材料もドンドン改良されていると通告されています。先生方の技術も進歩しつつあると思っております。それは、恐らく最後となっている15年6月の中下降肢に既に2本も5 cmの間隔で留置されている間が狭窄したので、その間に入れると処置でした。始めてお目にかかった担当医は最小の造影剤を使って30分では終えると告知され、30分で「はい、終わりました」でした。その先生の技術に驚き、感謝を申し上げる前に処置室を出て行かれました。

2006年1月から数えれば、間もなく満12年にもなりますが、そのstentは問題を起こしていないようです。私が伺いたいと申し上げた点は「何故私が無事に今日まで過ごせたのたのか」なのです。心筋梗塞で死亡率は25%と聞かされております。それならば、私は1.56%の生存率だった計算になります。これは果たして私が単に幸運に恵まれたのか、あるいは「個体差」だっただけでしょうか。

実は「国際医療研究センター病院を100%ご信頼申し上げておりますし、救急車の中でも、ストレッチャーの上でも「自分は何時退院できるのだろう」と極めて楽観的でした。こういう楽観的な心理面も良い結果を出せる一因かと思っております。

なお、心不全ですが、2014から2015年には2度も入院し、最終的な退院時のBNPは1,300を超え、リハビリを担当して頂いた理学療法士が主治医に「こんな患者さんにリハビリをやらせても良いのですか」と確認の電話をしたほどでした。全く何の問題も生じませんでした。因みに、最近3回の検査では5月が345.3、7月が224.2、9月が456.2でした。外来での主治医は循環器内科の医長の先生ですが、「この数字には不安はない。慢性化していると診ているし、貴方のストーイックな生活姿勢であれば問題とは見ない」と言われました。

そのストーイックさとは1日にのむこーひーはDecafでも1杯。紅茶でも日本茶でもカフェインを避ける為には精々1週間に2~3杯。炭水化物はなるべき少量だけ摂る。間食と沢山食べるのは避ける。動物タンパクは可能な限り食べるが最早減塩に余り厳格には対応していない、と言ったところ。酒類は体質に合わないようで、家には酒類はなく、生涯で喫煙したことはありません。2006年の最初の入院の時に見舞いに来てくれた長年の友人は「貴方がこれでなくなっていたとすれば、残念な人生だったかも」と言われました。

ご意見を賜りたく存じます。


11月21日 その2 安倍総理とトランプ大統領にも伺って見たいこと

2017-11-21 11:25:40 | コラム
DPRKよりの遙かに脅威なことがある:

安倍総理は前回の選挙で「野党とマスメディア連合軍」に散々 fake news としか言えない「大義なき解散」に対応されて「北朝鮮情勢は我が国の国難で、そこを乗り切る為に・・・」と言われた。私は誠に以てその通りだし、立派に大義となっている」と受け止めた。即ち、憲法改正を避け、安保法制を未だに廃案にしたい野党とマスメディア連合軍は何時我が国が某国によって攻められる事態が生じようとも、憲法は変えさせず、安保法制は無用と見做している。彼らが精一杯に考えても、何処か北の方にある国から難民という大群が流れ込もうと程度に考えて、DPRKの隣国などが内在する危険性など意に介してしていないということが良く解った。

昨日の国会でも立憲民主党とやらの小池百合子都知事のお陰で党の代表になれた枝野幸男が、この件で見当違いなことを嬉しそうに大音声で総理に突っかかっていた。fake news をばらまくことを生業にしているテレビも新聞も、喜んでいるかの如くにこの騒音を聞かせてくれた。

だが、私は総理に申し上げたいのは「確かにDPRKの核や missile は国際的に見ても我が国と同程度の国難となってしまう国があるでしょう。だが、私は我が国にとってはそれ以上に非常な危険性は中国ではないのか」という大問題だ。5年ほど前にかの国に習近平が現れて以来、中国がどれほど傍若無人に振る舞ってきたかを想起するだけで空恐ろしい要素が余りにも数多く存在するのである。

南シナ海での埋め立て工事の連続と通行権、我が国を属国化する為の国際法などは眼中にない尖閣諸島への連日の公船の派遣。即ち、尖閣や沖縄どころではない我が国そのものを取り込もうとする露骨な意図。「爆買い」などという手段を使って我が国の大甘の小売業者を手なずけるのみに止まらず、北海道を何番目かの中国の「省」にする狙いでの不動産取得と、それに対する法の整備も整っていない我が国の間抜けさ。これだけを挙げてみれば、中国が危険材料だらけだと解るだろう。外務省には、未だにかどうかは知らないが、「チャイナスクール」とやらがあるそうだ。

だが、総理は公式には語らないし、大っぴらに書くのは精々産経新聞だけ。一体、何にびびっているのかは明らかなのだ。彼らマスコミは「迂闊に本当のことを報じると北京から追放になること」を恐れているのだろう。現実は13~14億人という人口に支えられて世界第2のGDPを誇示する経済大国である以上、我が国では中国と輸出入には依存せざるを得ない以上、迂闊なことを言えないのは私にでも解る自明の理だ。だが、あの急速且つ強大な軍備拡張政策は何か、その裏に潜む狙いが何であるかくらいは彼らが現地にいれば承知していないはずはないと思っている。

マスコミは「偶には中国の」と言う前に、習近平(皇帝と付ける向きもあるが、遺憾ながら尤もだ)世界制覇でなければ、直接に接していない太平洋を分かち合おうとトランプ大統領に提案したのは何だろう。習近平は先の共産党大会で2期10年は愚か3期15年までやる気だとの姿勢を見せた。その狙いは単に一帯一路だのAIIB程度の控えめなところにはあるまいと思う。

いっその事、我がマスコミ(例えば朝日新聞に)には、予め「これは我々が考えた fake news です」と断らせた上で「近未来では中国が強力な軍備とそれを支える人口と資金力を活かして、アメリカを凌駕する世界に君臨する最大最強の国になるでしょう」とでも特集させたらどうだろう。何分にトランプ大統領は「アメリカファースト」第一義に置かれているし、先頃の中国での習近平との会談で十分にその手のうちの甘さを見抜かれた様子だった。あれでは間もなく「この世に思う通りに出来ないことは、揚子江を逆流させることくらいだ」と思い込むようになるだろう。そこまで行けば「我が国の属国化」などは小さなことではないのか。

安倍総理がかかる認識をお持ちだとは十分に考えているが、何分にも野党と fake news 専門の新聞社があれではねー。彼ら野党とマスメディア連合軍に言っておきたいことは「中国問題の方がモリとカケより少しだけ難しい案件だと思うよ」なのである。彼らマスコミは知らないだろう。だから朝から晩まで愚にもつかない日馬富士が殴った件だの、座間での大量殺人事件だのを取り上げ続けるのだ。国民は皆このニュースの方を喜ぶ程度だと思っている彼らの程度はそれ以下だろう。