新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

イスラエル対パレスチナ間の争い関連の用語集:

2023-10-19 08:32:29 | コラム
イスラエル対パレスチナ関連の英語から見る用語集:

ガザの病院の爆撃がイスラエルの非人道的手法であるとガザ側が非難すれば、イスラエルは当然かも知れないが否定しただけではなく、イスラエル訪問中のバイデン大統領も「違う」と述べていた。この地区の問題を論じるのに私如きの出番などあり得ない。そこで、せめてこの問題の報道等に使われている用語を英語から見て解説してみようと思う。

*アラビア語、Arabic、
解説)英語での表記はArabicとアッサリしたものである。この言語はパレスチナ自治区での公用語である。嘗てカナダのオンタリオ州トロントの市街で入った店の白人の若い男性店員同士が聞き慣れない言葉で話し合っているので「何処の国の人か。その言葉は?」と尋ねると「パレスチナ人でアラビア語である」と普通に英語で答えた。ここまで移住したそうだった。

*イスラエル  Israel、
解説)このイスラエルの国名を英語では「イズリアル」と発音する。ジーニアス英和にはIsraelは載っているが、Oxfordには何故か載っていない。Webster’sにもなかった。

*イスラム教(イスラーム教) Islamic, Muslim, Moslem、
解説)中近東ではイラン以外はイスラム教国だと思っている。パレスチナ自治区でも公用語である。Moslemは「マズレム」だが、Oxfordにはアメリカ式は「マーズレム」としてある。これは「イスラム教徒」の意味で使える。新宿区で無数に見かけるバングラデシュ人に英語で「Are you a Moslem?」と話しかけたら「イエス」と答えた。

*エルサレム Jerusalem、
解説)イスラエルの首都でイスラム教、キリスト教、ユダヤ教の聖地。発音は「ジェルサレム」だと思っているが「ジャルサレム」に近い発音になっている場合もある。カタカナ語の「エルサレム」は何語に準拠したかは知らない。

*キリスト教 Christianity、
解説)英語ではこのような言葉になっているのだ。キリスト教を英語でどう言うかなど余り考えないのではないだろうか。旧教がCatholicで、新教がProtestantismとなるようだ。

*パレスチナ自治区 Palestinian Autonomy、
解説)詳細な解説は私の領域にはないが、最大の都市がガザで公用語はアラビア語である。Palestinianがどうして「パレスチナ」とカタカナで表記されるようになったかまでは調べていない。

*仏教 Buddhism、
解説)今回の件に直接関係はないが、参考までに取り上げた次第。「ブーディズム」に近い発音になる。

*ヘブライ語 Hebrew、
解説)このイスラエルの公用語は「ヒーブルー」と発音するようだ。何故カタカナ語で「ヘブライ」になったかまでは調べていなかった。

*ペルシャ語 Persian、
解説)イランの公用語。イランが現在の争いに直接関係していないと思うが、あの地区の大国である。

*ユダヤ教 Judaism、
解説)何千年もの歴史の問題は別として、イスラエルの宗教である。これはOxfordにも載っていて発音記号は「ジューディイザム」に近いとされている。ジーニアス英和では「ジューデイズム」となっているが、これはOxfordがアメリカ式と指摘している。

*ヨルダン Jordan、
解説)地図を見れば解ることでイスラエルの隣国であり、ガザ地区も隣だ。英語での発音は「ジョーダン」である。首都は「アンマン=Amman」で、何となく日本語と語呂合わせしたい衝動に駆られる。

纏め:
振り返ってみれば、1970年以降私は世界で20ヶ国渡り歩いてきたが、イスラム教国は最大のインドネシアにしか入ったことがなかった。中近東は頭から敬遠してきたと思う。だから、殆ど語るべき知識がないので、せめて関連する言葉だけでも取り上げようと考えた次第。