新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

私が主張する英語の勉強法

2024-01-14 07:33:43 | コラム
私が単語を覚える勉強法を否定する理由:

これまでに何度も繰り返して指摘してきた事だが、私の表現が拙かった為か、残念ながら思うように理解して貰えていなかった。そこで、ここにあらためて否定する理由を比喩的に語ってみよう。

単語は言葉を形成する部品の事だと言って良いと思う。自動車を組み立てる場合を考えてみよう。それには何千という部品を正確に図面通りに組み立てないと自動車として出来上がっても正常に機能しないだろう。夫々の部品にはその果たすべき役割があって、その役割に従って正確に間違いなく繋いでいく必要があるのだと思う。純正か適正ではない部品を繋げば、最終製品には品質が落ちるか、あるいは欠陥が生じるだろう。

英語の文章の組み立ても同様で、簡単な質問をしようとして、テレビ番組「Youは何しに日本へ」のように“Why did you come to Japan?”と外国人にいきなり尋ねるのは「何故」をwhyとだけ覚えたからで、この形では詰問調になり失礼だとは教えていなかったのではと疑うのだ。知らない人に訊くのだから“May I ask your purpose of visiting Japan?”か“For what purpose did you come to Japan?”のようにしたら良いと思う。

さらに口語体の文章を書こうとして極めて文語的であり堅苦しい単語を使っても、表現しようと目指していた意味は表現できるかもしれない。例えば「XXさんと協力してこの仕事をした」時に“I completed this job in collaboration with XX.”では重苦しくて“I worked with XX to get this job done.”のように言えば解りやすく、文章の流れとしては自然だろうと思う。

“collaborate”はgood wordだが文語的で堅苦しくなる。単語は時と場合で使い分けできるように覚えるべきだ。同じような意味として覚えた単語でも、時と場合によって使い分けねばならないと教えておかなければならないと思う。偶々思いついた例に“hold”がある。簡単に言えば「物を持っている」事だが、会話体で“Hold it!”では「(そこで)止まれ」の意味だ。

ここまでで、私が言いたい事を理解して頂ければ有り難いので、「単にその単語の意味を覚えていたからと言って、前後の文脈を考えずに使わないように、日頃から多くの単語の使い方の例文をできるだけ多く覚えておく事が肝要なのだ」と主張する。例文はチャンとした辞書には必ず載せてある。私は本気で覚えようと志しておられる方には、英和辞典の他にOxfordのような英語の辞書を使う事をお勧めする。