新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月16日 その2 私のオミクロン株対策

2022-01-16 13:45:09 | コラム

「タダのカゼでしょ」:

昨15日の産経新聞では、花田紀凱氏がそのコラム「週刊誌ウオッチング」で、“コロナに関して、ぼくが最も信頼している木村盛世さん(医師、元厚生労働省医系技官)にオミクロンについて聞くとひと言。「ただのカゼでしょ」と。なのに、今週も各誌オミクロン、オミクロン。”と痛烈に皮肉っておられた。

確かに、COVIDの感染者数は昨15日では全国で25,742人、東京都だけで4,561人と多くの新規感染者が発生していた。小池都知事などは「その90%がオミクロン株だろう」などと語っておられた。その上で、病室の使用率が20%を超えれば蔓延防止措置、50%で緊急事態宣言を要請すると、危機感を訴えておられた。

私は既に何処かの週刊誌の記事の締めの文句「これまでと同じように厳戒態勢で臨む以外に何があるのか」を引用して置いた。また、何方だったか記憶はないが、所謂専門家のお一方が「数字を基にして危機感を訴えるのには違和感がある」と指摘しておられたのは尤もだと思って聞いた。その点を簡単に私流に解釈すれば「その毎日の感染者数の公表は良いことだとは思うが、その数字がその県乃至は都市の人口全体に占める比率を示しておかないと、感染者数の危険性というか、重みは読めない」と思うのだ。

確かに、花田氏が指摘されたように多くの週刊誌は、これでもかと言わんばかりに「オミクロン株」の脅威を「手を替え品を替え」訴えかけている。また、テレビ局も同様で、ワイドショーと言うのかニュースショーというのか知らないが、チャンネルが合ってしまうとテレビ出演がご専門かなのかとついつい疑ってしまう大学の教授が出演しておられて、最新の警戒警報を発しておられる。TBSの「報道1930」などは、晴雨に拘わらず松本哲也国際医療福祉大学の解説から始まっているという具合だ。

私如き超後期高齢者の一般市民にとっては、専門の先生方のご説明や新聞・週刊誌・テレビの警告がどうあろうと、これまで通りに「マスク着用、手洗い励行、人混みを避ける、不要不急の外出をしない、一寸でも異常があれば医師に診て頂く(PCR検査はその指示があってからだと思っているが)」以外に何があるのか」と思っている。先ほども、和田アキ子が「ウイルスは見えへんねから」と言っていたが、これも将にその通りであろうと思う。

私は何はさて措いても「如何にして自分の身を守っていくか」に一意専心すべきだと信じている。それは、確かに我が国独自の文化である「外で皆が集まって一杯飲む」事も大切にすべきだろうとは思うが、現時点はそれよりも何よりも自分の身を守ることに心を配るべきだと思っている。「経済を回す為には」などと如何にも尤もらしく言う方もおられるが、私は何が何でも自分の身を守る人が増えれば、それだけでも感染者の数を抑えられて、その先に経済を回す機会も増えていくだろうと考えている。

マスコミの警戒警報発信は「参考資料だ」と、割り切って聞いておく方が無難かも知れない。月並みなことを言えば「過大に怖れる必要もないが、過大に警戒して身を守る必要はあるのだ」と考えている。事、外出については「遠くまで行こうと、直ぐそこまで行こうと、感染の危険性には変わりは無い」くらいに割り切って考えておく方が無難だろうと思っている。ウイルスは何も遠くにだけいるのではないのだから。

 



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