新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

トランプ大統領の正体の分析の補足

2017-02-03 10:31:27 | コラム
ビジネスマンの範疇には入れが:

私は彼トランプ氏の言葉遣いが乱暴な点と、就任式の際に見せたコートの前を開けたままの着方とか、衒ってやっているのかと疑いますが、礼儀作法の粗暴さは感心出来ません。そういうおかしな点を全てぎ落として判定すれば、あれでも一寸型破りのアメリカのビジネスパーソン範疇に入れても良いかと思います。但し、数人しか会ったことがないアメリカの不動産業界の副社長級でも、もう少し洗練されたマナーでした。

余談の部類に入るかと思いますが、紙パから完全撤退し林産物と不動産業の会社になってしまったWeyerhaeuserの現在のCEOは不動産部門の人だそうです。私には会う機会もなかった人ですが、あの会社の人にトランプ氏のような不作法者がいるとは考えられません。

ゲーム感覚ではないかと疑いたくなるような、いきなりハッタリをかましてくる辺りは、私がお世話になった製造業のエリートたちでは考えられませんし、論旨の展開の理論的ではないのも、一寸気になります。銀行・証券業界ではあり得ない服装の粗雑さも気になります。アメリカのビジネスマンの服装学は「紳士」と我が国一般的に信じられているUKよりも遙かに厳格です。その厳しさは銀行・証券業界の基準が基になっています。

その服装学はジョン・モロイという人が著した“A New Dress for Success”(邦題「出世する服装」)が聖典になっています。私がサンフランシスコのfinancial districtで見かけた人たちの洗練された着こなしと物腰とはほど遠いのがアメリカの大統領では困っちゃうな、ではありませんか。



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