新宿少数民族の声

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小池百合子都知事は「PCR検査を受けましょう」と言われたが

2020-07-08 08:45:23 | コラム
7月7日のLIVE NEWS ITより:

このニュースの特集では、小池都知事が「PCR検査を受けましょう」と推薦しておられた。私が聞いた限りでは都知事の語りが流されたのはこの部分だけであって、それがそこだけ切り取ったものかどうかの判断は出来なかった。しかし、私にとっては非常に勉強になる特集だった。確かフリーランスになっていたキャスターの加藤綾子は「今やPCR検査は保健所を介さなくても受けられるようになっているのだが、その事実は広く知られていない。都内では10箇所ほどのクリニック等で受けられる」と解説していた。私は勿論、それを知らなかった。

このニュースで採り上げていたのは、大森で開業しておられる医院で、検査方式はスワブを鼻の中に入れるのではなく唾液を数ミリリットル試験管のような容器に吐き込むものだった。結果の判明は2日後だったが、保険適用ではない為に一般論としては費用が2~4万円とのことだったが、その医院では¥28,000だった。要するに発熱したような場合に掛かりつけの医院等からの紹介で受ける場合には保険適用となるという事のようだった。言いたかったことは「小池都知事はこの費用負担のことと、何処に行けば自発的に受けられるかを言われたのか」なのである。

私はこのやや高額な負担になるかと思わせられた費用は別として、誰しもが不安の解消のために検査を受けるのは良いことかと思って見ていた。それは、現在のように誰の無為無策のためか知る由もないが、都内では6日も連続して感染者が100人を超えるという芳しくない状況にある以上、検査希望者だけではなく検査が必要な感染の懸念がある人たちが医院なり何なりに殺到する事態が生じれば、簡単に検査が受けられなくなる危険性が見えてきた気がするからだ。この6日連続を如何に判断するかは分科会なり担当の大臣が判断することだろうが、彼等を本当に信じて良いのだろうか。

その医院で最後に検査を受けたのが小学校の児童が2人と思わせた4人家族だった。赴任先のマレーシアに戻るためにスワブによる検査でなければ入国できないのでやってきたということ。即ち、¥28,000×4人では¥112,000となって、これは高額だと思った。だが、切羽詰まっているとは言え、よく考えてみれば特別給付金を受領していれば、その範囲内で受診可能だったとなったかと思って見ていた。その為にも給付金を活用せよと言われればそれまでだが、何処に行けば検査が受けられるかは未だ解らず、我々が夫婦で行っても¥56,000は一寸辛いかななどと考えていた。



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