新宿少数民族の声

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11月26日 その2 我が国の英語教育の問題点を論じれば #2

2021-11-26 16:55:57 | コラム
英語とは異国の言語であることを弁えよ:

我が国の英語教育の問題点は「英語とは我が国とは文化も宗教も人種も異なる英連合王国(United Kingdom and Northern Ireland→UK)とアメリカ合衆国(USA)で主に使われている言語であるという点を弁えずに、飽くまでも科学として教えていること」にある。しかも、教え始める際に「日本語とは発声も発音も全く異なる言語であることも教えていないのも問題点として挙げておきたい」のである。発声の点では顔の筋肉と舌の使い方が大いに異なっていることにも留意していないので、native speakerたちの話し方に着いていけなくなるのだ。

敢えて指摘しておくが、かかる相違点を弁えていない発音とアクセントのつけ方しかできない英語の教師が、初歩の段階で教えていることにも問題がある。更に言えば、native speakerに教えて貰えば良き英語を学べるという錯覚を起こしているのも困ったことだと言いたい。それはUKとUSでは発音もアクセントのつけ方も異なっている点を等閑にしているからだ。また、同じ英連合王国でもイングランドとオーストラリアやニュージーランドでは違う英語であるし、USAでは東西南北の各地域で違っている点が多々あるのだ。

このような相違点を知らずして英語の単語をカタカナ語化して日本語の中に導入してしまったので、奇妙な言葉が蔓延ってしまう結果になったのだと、私は考えている。いきなり結論に飛躍すれば、その点を弁えずに、辞書も引かずにカタカナ語にしてしまうという乱暴なことをしたのは、私に言わせて貰えば犯罪的ですらあるのだ。しかも、そこには元の英語とはかけ離れたローマ字式な読み方までしていたのも、本当に怪しからんことなのだと指摘しておく。



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