ウズベキスタンは1991年9月1日に独立宣言を採択し、9月1日を独立記
念日に制定した。人口は2600万人を越える。ウズベキスタン共和国は
中央アジアに位置し、面積は44万7000km2。
海や湖から遠く離れており、そのため乾燥した大陸性で昼と夜、夏と冬
に大きな温度差がある。冬、平野では比較的暖かく、山岳地帯では非常
に寒くなり、夏には酷暑となるが秋は暖かく実り多い季節となる。
ウズベキスタンは古い文化と歴史ある建築物を持つ国で、領内には4000
点を超える歴史的記念物がある。古代の建築家たちは、自らの建築物の
偉大さと美しさで、大シルクロードを越える旅人や商人たちを驚かせた。
サルマカンドやブハラ、ヒバといった街の歴史は2500年以上に上り、東洋
の真珠と言われる。
B.C.3～B.C.4世紀、中央アジアはマケドニアのアレクサンダー大王率いる
軍によって占領されるが、このアレクサンダー大王は中央アジアの民族の
経済や文化の発展に大きな影響を与えた人物で知られ、アレクサンダー
大王は少なくとも中央アジアに8つの都市を創建した。
紀元7世紀～8世紀にかけて、中央アジアはアラブ人によって征服されるが、
これを機にイスラム化が進んだ。
1428年～1429年にかけてウルーグベクが作った天文台は、今日サマルカ
ンドの歴史的建築物の中で特別なものとなっている。
16世紀になるとウズベクの遊牧部族が攻め入り、自らの国を建国し後にな
ってウズベキスタンと呼ばれるようになった。
ウズベクという言葉は「人の指図を受けない、完全に自立、独立した」とい
う意味になっている。
1954年ウズベキスタンは、ソ連の共和国のひとつとなった。ウズベキスタン
の首都タシケントは2000年の歴史を持っている。タシケントというのはウズ
ベク語で石の村落を意味する。
1966年4月26日タシケントを大地震が襲ったが、街は大きく破壊され30万
人以上の市民が家屋を失った。
■8月31日放送 ロシアの声より一部抜粋■