●プーチン大統領はサンクトペテルブルグで開かれた、中央アジア協力
機構サミットの席上、ユーラシアにおける統合プロセスの成功に期待
の意を表すと共に、中央アジア協力機構とユーラシア経済共同体との
合併が近い将来実現されるよう希望していると述べた。
●サンクトペテルブルグでプーチン大統領と会談を行ったシュレーダ首相
は、ドイツ社会民主党とキリスト教民主・社会同盟による連立政権が作
られる可能性が高いと語った。またプーチン大統領はロシアとドイツの関
係は、ドイツでどのような政権が生まれようとも、高いレベルであり続け
ると述べた。
●イワノフ国防相は公式訪問のためポルトガルに出発する。その後イワノ
フ国防相はフランスへと向かう。ポルトガル・フランスの各国防相と二国
間の軍事技術協力の発展や、テロ対策また大量破壊兵器などに付いて
話し合われる。
●パキスタン北部でM7.6の強い地震が発生し数十人が死亡。被災地では
多くの建物が倒壊し、パキスタン政府公式報道官は犠牲者の数は1000
人を越す可能性があるとした。なおこの地震による被害はインド北部やア
フガニスタンにも広がっており、インドでは数十人が死亡、アフガニスタン
でも死傷者が出ている模様。
●国連アナン事務総長は国連安全保障理事会に対し、セルビア・モンテネ
グロ共和国のコソボ自治州の、最終的な地位に関して協議を始めるよう
勧告した。
この問題を巡っては、独立を求めるアルバニア人とセルビア・モンテネグ
ロの構成体であり続ける事を主張する、民族的少数派セルビア人との対
立により地域の緊張が高まるものと見られている。
●イラクのタラバーニ大統領はイギリスのTVインタビューに答え、イギリス
軍部隊は少なくとも2年間はイラクに留まるべきだとした。
一方アメリカ議会はイラクとアフガニスタンに駐留する、軍部隊の活動の
為にさらに500億$を拠出することを見込んだ、国防総省の予算案を承
認した。
●アメリカ国務省マコーマック報道官は、フセイン・イラク元大統領の公判
は予定通り、10月19日に行われることを明らかにした。この裁判ではフ
セイン元大統領に死刑の判決が下される可能性がある。
●AP通信が実施した世論調査では、アメリカ国民の58%がアメリカ・ブッシ
ュ政権の活動を支持しないとした。また66%がアメリカは悪い方向へ向か
っていると回答した。
●ニューヨークの商品取引所では、1週間に渡って値下がりを見せていた原
油価格が、7日には36セント値上がりした。
●世界銀行総裁はロシアがG8議長国を勤める期間の、世界銀行とロシアの
協力の展望に付いて話し合いを行う構え。
●サンクトペテルブルグでは露日修好150周年を記念して、日本映画の上映
会が行われた。