1010 Radio

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ラジオ・タイラント(7月9日放送)

2008-07-11 | ラジオ
●ユネスコはカンボジアの遺跡を世界遺産として登録を認めた。
 報道によるとユネスコの世界遺産委員会はカナダ・ケベックでの会議でパプア
 ニューギニアの古代農業跡や、マレーシアのペナン島のマラッカと共にカンボ
 ジアのプレアビヒア遺跡を世界遺産としての登録を決定した。
 この決定を受けカンボジアでは、国内で世界遺産登録の祝賀が行われた。
 ただタイ政府は世界遺産の登録は、プレアビヒア遺跡の遺跡部分だけと限定し
 ており、周りの公園などの遺跡は含まれないとしている。
 
 これは45年前に国際司法裁判所が、遺跡の部分だけをカンボジアの領土と判
 決しているためだ。 
 隣接する公園などは国境整備が未確定のままとなっている。
 遺跡へのアクセスはタイ側からしか出来ない上、最近になりカンボジア政府が
 世界遺産として登録申請する方針を打ち出したことから、タイ国内で反発の声
 が挙がっていた。
 しかし6月に入りタイ外務省はカンボジア政府が、申請のために作成した国境
 画定に(?)を承認し、両国の外務大臣が共同コミュニケの署名を行っていた。

 これに対し領土の問題は議会の承認が必要との法律に違反するとして、タイ行
 政裁判所は差し止め命令を下している。
 今後タイ国内でノッパドン外務大臣に対する辞任要求が高まる見通しで、政府
 は難しい対応を迫られると見られている。

●ヨンユット前下院議長が昨年末に行われた下院総選挙で、選挙法に違反したと
 して訴えられていた裁判で、最高裁判所はレッドカードの判決を下した。

●バンコク都庁は1億2500万バーツに上る、日本からの贈賄疑惑があることを明ら
 かにした。
 バンコク都庁の副事務次官は、サマック首相がバンコク都知事任期中に、日本の
 請負業者が職員に1億2500万バーツの贈賄を行ったとの疑惑が浮上し、調査を
 開始したことを明らかにした。

 この事件が起きてから時間がかなり経過しており、収賄額がいくらかだったなど
 証拠を集めること非常に困難と見られている。
 副事務次官はタイの日本大使館を通じて、日本政府にも捜査の協力を求めたと
 している。
 バンコク議会でも、この問題は大きく取り上げられる予定となっている。

 バンコク都知事は事実関係の詳しい調査を命じており、結果次第では特別委員
 会を設置する方針。
 これは日本からの報道を受け、タイ国内でも大きく取り上げられることになり、排
 水トンネルの建設で行われた競争入札で、日本の請負業者が最安値を提示し、
 当時バンコク都知事だったサマック首相が決済をし発注をしたとされている。

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門倉 貴史
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●4年前のスマトラ島沖地震による、津波被害を受けた南部地域で避難訓練が行
 われた。

(?)は聴き取れず
コメント
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