1010 Radio

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露中の国境線確定問題に終止符

2008-07-24 | ラジオ
ロシアのラブロフ外相と中国の楊潔チ外相は、21日北京でロシアと中国の東
部国境線に関する追加議定書に署名を行った。
この話題に付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
ロシアと中国の間で40年以上も交渉が続けられてきた領土問題に終止符が
打たれた。
4300キロメートルにわたるロシアと中国の国境線の、法的な手続きが完了し、
2国間の国境線確定問題が、ついに解決することとなった。
ロシアと中国両政府はこの重要な議定書の発行を、特別な満足感を持って受
け止めた。

と言うのもこれはロシアと中国という、2つの隣り合う大国の間に横たわってい
た最後の政治問題だったからだ。
また両政府は、この議定書の発効は善隣関係の発展、特に国境を接する地
域における多方面での協力の発展に、さらなる弾みを与えると確信している。

この非常にデリケートな問題に関する交渉プロセスに対して、イニシアチブを最
初に発揮したのはロシアだ。
この交渉プロセスが40年以上も続いたと言う事実が、この問題の複雑さ、そし
てロシアと中国の両国が、何度も似たような解決策を模索していたということを
証明している。

さらに相互理解と双方の譲歩(?)重要な原則、2カ国のバランスと権利の平等の
原則に基づいてはじめて、このような重要な合意を受け入れることが出来たの
は明らかだ。
尚、中国の楊潔チ外相と温家宝首相との会談を終えたラブロフ外相は、23日か
ら2日間ASEAN年次総会に出席するためシンガポールに向けて出発した。
ロシア外務省によるとラブロフ外相と、ASEAN諸国の外相らが国際犯罪、緊急
事態への対応、エネルギーや安全保障さらに科学技術や観光文化交流と言っ
た優先分野における相互協力の具体策に付いて話し合う予定になっている。

また今週金曜日ラブロフ外相は、タジキスタンの首都ドゥシャンベで開かれる上
海協力機構の外相定例会議に出席する。
会合の主要なテーマは28日からドゥシャンベで開かれる、上海協力機構の首脳
会合の準備となる見通しとなっている。
首脳会合では中央アジア及び、アフガニスタン情勢を中心に世界の(?)の問題が
話し合われる予定。

上海協力機構にはロシア、中国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウ
ズベキスタンが加盟している。

(?)は音の歪み及び不明瞭な発音で聴き取れず

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7月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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