1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

自動車市場のリーダーになる可能性のある中国

2013-02-01 | ラジオ
世界の自動車市場は今後5年間で分割される可能性がある。中国をはじめとしたアジアの自動車メーカーは、世界でのプレゼンスを高め、反対にヨーロッパでは自動車の生産台数が低下する。
会計事務所KPMGは、自動車メーカーのトップマネージャーを対象に行った世論調査をもとに、このような結論を導いた。
トップマネージャーの大多数が、新興国市場に重点を置いている。なぜなら新興国では、自動車の製造および販売が急速に伸びているからだ。
専門家たちによると、最も成長が見込まれる10社のうち8社は今後5年間、アジアの企業となる。その中で最も大きな可能性を持っているのが、中国の自動車メーカーだ。
1980年代末、世界は質の悪い中国製の家電製品で溢れかえっていた。誰一人として、中国が世界の主要メーカーのハイテク製品の生産拠点になると想像することはできなかった。

アトン・ライン社のアナリスト、ミハイル・パク氏は、同じ様なことが自動車分野でも起こる可能性があると指摘し、次のように語っている。
「今から10年から15年前、全ての人が中国製品の信頼性を疑っていた。ですが現在、中国企業は優良なハイテク製品を(???)している。私は中国の自動車産業が5年から10年後に世界最大規模となり、質的にもドイツやアメリカの企業に劣らなくなると考えている」
ミハイル・バク氏の見解だ。

なお2012年の自動車世界販売台数では、ドイツのフォルクスワーゲンが、過去最高記録を達成した。フォルクスワーゲンは、900万台以上を販売した。なお2位はトヨタ。3位はゼネラルモーターズだった。
生産と販売においては、2018年までにブラジル、インド、中国、ロシアが上位を占める可能性がある。なお自動車の販売台数で、ロシアの自動車市場は、トップ争いを繰り広げて(???)。
ヨーロッパ市場ではドイツが1位、ロシアは2位となっている。

ロシア産業貿易省は、(???)にもロシアがトップに躍り出る可能性もあるとの予測を発表した。輸送分野の専門家クラスノフ氏は、ロシアは実際にトップになるとの確信を示し、次のように語って(???)。
「ロシアは全ての自動車メーカーにとって、最も牽引力の高い国の一つだ。実際にロシアを巡る闘いが繰り広げられている。ロシアはアメリカと並ぶ重要な市場だ。ロシアとアメリカは、自動車メーカーが常に狙っている市場だ。ロシアでは輸入が続けられるが、ロシア製自動車の生産も行われ、その販売台数は増加するだろう」
専門家は、このように発言している。

ロシアの大手自動車メーカー・アフトワズは今年2013年、生産能力を増強する計画だ。トリヤッチとイジェフスクの工場では、前年比14%増となる80万台が生産される見込みだ。
統計によると、ロシアでは毎月アフトワズの新車がおよそ5万台販売されているが、それに対して中国車は4台にすぎない。中国の自動車メーカーがトップだと述べるには、少なくともロシアでは時期尚早だ。

(???)は若い女性アナウンサーの声が出ていないため聴こえない。

中国次世代自動車市場への参入戦略―現地発イノベーションの最前線
クリエーター情報なし
日経BP社

1月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル