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ゴリニッシュ・フランス議員、これはフランスに対する正真正銘の侮辱

2013-07-08 | ラジオ
欧州議会の7つ全ての派閥のリーダーは議会の市民の自由、法、内務問題担当委員会に対し、アメリカの情報機関がEU加盟国の代表らに対して行っている、諜報活動について詳細な調査を行うよう言い渡した。作業結果は今年の末にも公表される。
こうした決定がストラスブールで開かれた欧州議会の総会で採択された。

欧州議会環境問題担当のダニエル・コエン・ベンディット議員は、EUはアメリカと結んだ全ての合意を破棄し、その代わりにアメリカのパートナーたちに、個人情報の擁護に関する合意締結を義務付けざるを得なくなったと語り声明を表した。
欧州議会フランス代表のブリュノ・ゴリニッシュ議員は、VORからのインタビューに答えたなかで、ヨーロッパのリーダーたちの消極的な態度に驚きを隠せないとして、次のように語っている。
「非常に残念なことにフランス政府のアメリカに対する態度は敬服的なものだ。唯一のリアクションは自由取引についての交渉を2週間延期するよう要請したことだった。
ドイツのメルケル首相などは、すべては合法的であり、交渉は予定どおり行われるとの声明を表している。これはあんまりだ。私は、われわれが如何にアメリカに依存する状態にあるかに非常なショックを受けたが、それよりもショックだったのは、フランスがボリビアの大統領を乗せた飛行機が、自国じょうきょう(?)を飛行することも禁じたという事実だ。これは私の国に対する正真正銘の侮辱だと思う」
ゴリニッシュ議員の話だ。

ヨーロッパ各国の首脳たちは不満を表したに留まり、何らかの手段を講じなければならないとは考えていないことに、ヨーロッパの多くの市民は驚きを隠していない。政治家たちが行ったことは、アメリカ情報機関の諜報活動の事実を調査する決定をとったに過ぎなかった。
この一方でパートナーたちを追跡していたことについてアメリカが表した声明では恥ずかしげもなく、みんな同じことをしているという通俗的な説明と、これは自国民を国際テロから守るために必要不可欠なことだという文句が並んだ。

欧州議会フランス代表のゴリニッシュ議員は、アメリカはテロ問題をあらゆる犯罪を隠蔽する目的で利用しているとして、さらに次のように語っている。
「アメリカからわれわれ各国が受ける脅威の最もたるもの(?)はテロのリスクだ。アメリカはテロ対策を行うといいつつ、それからかなり遠くに外れてしまう可能性がある。たとえばアメリカのパートナー国たちの立場が、どんなものかを探るなど、スパイ行為が他の目的で行われている事は明白だ。これは非合法的な行為だと考える」
ゴリニッシュ議員の話だ。

憤怒したヨーロッパの市民たちはリーダーたちとは異なり、街頭に出て直接的な発言を行っている。多くはスパイを行うパートナーとの関係を持つ必要はないと明言しており、アメリカが懐に隠し持っているものは、ずっと悪いものではないかとの疑いをもっている。

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