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●「オール電化に緊張感」――ガス協会会長が会見

　日本ガス協会の野村明雄会長（大阪ガス会長）は４日会見し、全世帯数の４％に普及してきたオール電化に「大変な勢いがあり、緊張感を持っている」と述べた。ただ家庭用都市ガス需要が７カ月連続で減少していることとの関連については「要因が多く、分析できていない」として、オール電化の普及が原因かどうかについては言及しなかった。
　産業用のガス需要については、都市ガスコージェネレーション（熱電併給）機器の設置容量が2006年度に１割強増えたことを挙げ、石油製品などからの燃料転換需要が引き続き堅調であることを示した。一方、ロシア極東の資源開発事業「サハリン１」で産出する天然ガスをガスプロムが全量購入し、管理する姿勢を示したことについては、「日本向けの輸出に期待を持っている」と述べた。


●ＮＥＤＯ省エネ設備導入補助、２次公募開始

　独立行政法人・新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）は、「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業」の一環として、同機構が指定した省エネルギーシステム設備を導入する際に費用の3分の1を補助するため、対象事業者の公募を始めた。
　募集期間は７月３日から８月２日まで。９月下旬を目途に対象事業者を決定し、2008年１月31日までに工事を完了した分に対して補助する。
　今年度からは新築住宅については、品確法にもとづく建設住宅性能評価の「省エネルギー対策等級」において「等級４」を取得することが必須条件となっている。