ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

イタリアワインの心強いガイド「ガンベロロッソ」-2

2022-02-01 17:59:09 | ワイン&酒

イタリアワインの心強いガイド「ガンベロロッソ」-1  より続きます

 

 

今回は赤ワインの紹介です

 

左から)

 

San Felice Chianti Cl. Il Grigio Ris. 2018

(TUSCANY)

キアンティ・クラシコの南、よりフルボディで力強いワインが生まれる地域。

良いブドウだけでリゼルバに特化してつくる生産者。24カ月スラボニアンオーク熟成、10%のみバリック。

アロマが華やか。集中しているが、やわらかで、タンニンがしなやかなフルボディでした。

 

 

Piaggia Carmignano Ris. 2018

(TUSCANY)

2001年植樹。厳しく選別したサンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロをブレンド。カルミニャーノは元々歴史的にカベルネ・ソーヴィニヨンを使うエリアで、カルミニャーノの特徴をそのまま詰めたワイン。甘いスパイス、タバコのトーン、複雑み、力強さ、丸み、フレッシュさあり、飲みやすいスタイル。

フルーツの甘みがあり、たっぷり濃密で豊かなボディ。ベルベットのような舌触りで、複雑味あり、飲みごたえのあるフルボディ!

 

 

Tenuta di Sesta Brunello di Montalcino Duelecci Ovest Ris. 2015

(TUSCANY)

モンタルチーノの南、ブルネッロで有名なワイナリー。長熟ブルネッロが生まれるエリア。

口当たりは繊細だが重量感あるワインで、しっかりした料理にオススメ。

ちゃーミングな赤い果実の風味と酸がエレガントで、ミネラル感もあり、繊細でフィネスあり、素晴らしいワイン。改めてゆっくり飲みたくなりました。

 

 

La Valentina Montepulciano d'Abruzzo Sup. Spelt 2017

(ABRUZZO)

アドリア海に近い暖かいエリアで、色々な地区のブドウをブレンド。

ボディがしっかりしているが、酸もしっかりしているので重くならないスタイル。

色濃く、凝縮感あり、タンニンも豊富だがしっかり溶け込み、キメが細かい。うまみの乗った酸とボディのバランスが取れ、とてもおいしい

 

 

リアルでの試飲は久しぶりでした

 

イタリアワインの心強いガイド「ガンベロロッソ」-3 に続きます

 

 

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