Wines of Portugal 主催によるポルトガルワインコンテスト
「Wines of PortugalContest 2022」が開催され、都内で行なわれた決勝を取材してきました。
コロナ禍でコンクールの開催もほとんど行われなくなっていましたが、久しぶりのポルトガルワインコンテストでした。
今回の参加者は52名で、うち37名が酒類業界関係者、15名が一般ワイン愛好家。
これまではプロフェッショナルが対象だったかと思いますが、一般愛好家を迎えたのは、国別のコンクールではなかなかないかも?
52名から二次審査に残った11名が、11月30日に都内(銀座モントレーホテル)での公開決勝に臨みました。
結果、3名が最優秀賞に選ばれ、ポルトガル研修旅行を手に入れました。
最優秀者:
左から二人め佐野敏高さん、その右隣が向井畝津子さん、その右が勝川雅人さん
決勝の課題は3問で、一人ずつ審査され、11名の審査をすべて観戦しました。
課題ひとつめは、ブラインドで出された白ワインの原産地呼称と品種を当てるもの。
ダンのエンクルザードと答える選手と、ヴィーニョヴェルデと答える人に分かれましたが、正解はダンのエンクルザード。
2問めはブラインドで出される赤ワインを総合的にコメントし、料理との相性にも言及します。
各設問とも制限時間は1分。
3問めは、日本市場でポルトガルワインをどのようにアピールしていくべきか?実際にどうアピールしているか?を問うもので、こちらも1分以内で回答します。
今回の二次審査でシビアだと思ったのは、
各設問の回答時間が1分ということ。
白ワインの品種と原産地を当てる時間は余裕がありますが、2問めの赤ワインの回答は厳しかったと思います。
実際、ワインの香りのコメントだけで時間切れになった選手がたくさんいました。
3問めはそれぞれ興味深い提案がありました。
最終審査に残った中には、ほかの国のワインアンバサダーを持つ人など、実力者もいましたが、時間切れで実力を発揮できないまま終わった例も多く見られました。
最優秀には及ばなかった4名が優秀賞に選出され(後列)、日本未入荷のポルトガルワインが贈られました。
最優秀賞、および優秀賞の皆さん、おめでとうございます