【人工股関節置換】手術はいつするべき? 年齢/季節 から続きます
「自己血」の準備も順調に進み、「事前の歯科チェック」が済むと、いよいよ入院です。
今回の手術を受けた病院は、地元の大きな大学病院でした。
これまでにも何度か手術入院していますが、この大学病院での手術は初で、「自己血」も初めての体験でしたが、「入院前の歯科チェック」も初めてでした。
全身麻酔をかける時に喉にもチューブを通すそうで、その際に口腔内にぐらついている歯や詰め物があると危ないのだそうです。
また、虫歯や歯周病などがある場合、細菌が唾液に混ざって肺の方に入って肺炎を引き起こす危険性もあることから、大学病院内の歯科部門で、入院前のチェック(入院の1、2週間ほど前)が行なわれました。
この歯科チェックは、退院後(翌週)にもありました。
入院当日
午後からの入院でしたので、家で早めに昼食を済ませ、家の最寄のバス停からバスで病院に向かいます。
パジャマやタオルはすべてレンタルで、「下着とマスクだけ持参ください」と言われていたので、入院時の荷物はかなり少なく、機内持ち込み用サイズの小さいスーツケースとショルダーバッグのみ。
レンタル品は、歯磨きセットやお箸セット、マグカップ、ティッシュ、シャンプーやボディソープ、ボディタオル、靴下、院内シューズと、下着以外はフルカバー。
下着は、いつも旅行の際に予備で1、2個手持ちバッグに入れている使い捨てショーツ(ダイソーで5個100円)を20個ほど用意しました。
不織布パンツで、この値段ですから、こういう時こそ活用しないとね
病室は4人部屋で、当然、女性のみ。
前から入院している高齢の方と、同じタイミングで入院した40代女性、女子中学生がルームメイト。
窓側のベッドだったので、明るくて気持ちよかったです。
説明してくれた看護師さんは若い男性!
男性の看護師さんは、けっこういました。そういう時代なんですね。
また、大学病院の病棟ということもあり、春から入ったという新卒の新人さんも何人かいました。
説明が終わると、肺活量や骨密度などの検査のハシゴです。
入院前には、心電図やHIV検査なども終えていましたが、まだ受けていなかった残りの検査をこなしていくと、もう夕飯が配られる時間になっていました。
病院の消灯時間は早く(ここでは21時)、当然、なかなか眠れず…
入院2日目
まだ手術は行なわれません。
明日の手術の準備ということで、昼間はリハビリ担当の療法士さんによる体力測定くらいしかありませんでした。
午後はシャワー浴で、スッキリ、さっぱり。
手術の足の左右に間違いがないよう、左のすねに「股」と油性マジックで書かれましたが、が、シャワー後に薄くなってしまったので、看護師さんに書き直してもらいました。
[手術前夜の夕飯]
ごはん 白身魚の甘酢あんかけ 里芋と大根と人参の煮物 たくわん 飲むヨーグルト
夕飯後に下剤を飲み、点滴用のラインを通しました。(針を通しただけ)
この時に、翌日の手術時刻を伝えられました。
昼12時です。
そのため、21時以降は飲み物以外は禁止で、飲み物も0時以降禁止です。
ですが、昼からの手術ということもあり、翌朝、貧血予防で飲んでいる鉄剤を少量の水で飲んでくださいと言われ、少しだけ潤いました。
点滴のラインは、いつもなら左腕ですが、左手は腱鞘炎のしびれがあるので、今回は右腕にしてもらいました。
右利きなのに右に点滴は邪魔なように思えますが、せいぜい2、3日ですし、家事をするわけでもないので、右でも全然問題ナシでした。
手術当日
朝7時、パジャマから手術着に着替え、いよいよ点滴開始。
少量の水で鉄剤を飲みました。
なお、前日飲んだ下剤のおかげで、浣腸しなくて済みました。
することもないので、自分のベッド内でTVを観ながら待機。
11時頃、看護師さんから、「ティージーパンツ」に履き替えるよう指示がありました。
ティージーパンツとは、手術や出産などの際に履く下着の一種で、両サイドがマジックテープになっています。
手術というと、布製の「T字帯」(ふんどしタイプ)を予想していましたが、今はこんなものがあるんですね。
ティージーパンツ (白十字)
病院の売店で販売しているといわれましたが、近所のドラッグストアでも探してみました。
が、何軒か探しても、どこも置いてなかったです。
特殊なものなので、ドラッグストアでは置いていないんでしょうかしらね。
ネットでも探してみましたが、価格は病院の売店とほぼ同じで、そこに送料が加わるので、最終的には病院の売店で購入しました。500円ほどでした。
ティージーパンツに履き替え、準備万端!(笑)
(続く)
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