ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

カップ酒を飲み比べーその11(会津ほまれ クロカップ200/ほまれ200カップ) 

2020-12-29 22:29:36 | ワイン&酒

カップ酒を飲み比べーその10(名倉山 普通酒/にごり酒) から続きます

 

カップ酒の飲み比べも、もう第11弾。

いったい何カップ飲んできたんでしょう(笑)

 

今回も会津の酒。

喜多方の「ほまれ酒造」の代表銘柄「会津ほまれ」の2アイテムです。

 

会津ほまれ  Kuro Cup 200 / ほまれ200カップ 

ほまれ酒造(福島県喜多方市)

 

どちらもたっぷり200mlあります。

日本酒1合180mlのカップ酒が多い中、200mlは嬉しい限り

 

グリーンラベルの「ほまれ200カップ」には、喜多方名水仕込とありますが、黒カップの方も、書かれていないだけで、喜多方の水を使っているようです。

 

 

 

まずは冷やした状態から飲み比べます。

見たところ、色の違いはありません。

 

味わいは、黒カップの方が少し骨格があり、緑カップの方がまるみがあります。

たとえるなら、黒が硬水で、緑が軟水のような感じ。

でも、その違いは本当にごくごくわずかで、2つはとてもよく似ています。

 

次に、熱燗まで温度を上げて飲み比べしました。

温度が上がると、どちらもふくよかさが増し、香りがより開きますが、やっぱり、黒が硬水、緑が軟水の印象は変わりません。

が、黒カップは甘さが出てきますね。

温度は、どちらもあまり熱くしない方が、やわらかさが出るように思います。

 

そもそも、カップ酒として売られているので、アツアツの熱燗で飲まれることは想定していないと思いますが、温度を変えて飲み比べた感じでは、

冷蔵庫で冷たくした状態から常温、ぬる燗、やや熱燗、くらいがおいしく飲めそうな温度帯ではないでしょうか?

私は、冷たいよりは、ぬる燗くらいが、口当たりがまろやかに感じられて好みでした。

器は、上が開いている湯飲み茶わんタイプに変えて飲みました。

 

 

アルコール度数は、どちらも14度。

黒カップのデータは入手できませんでしたが、

緑カップは、精米歩合70%、日本酒度 -1.0、酸度 1.2、のようです。

 

どちらも辛すぎず、甘すぎず、ちょうどよくスルスル飲める、クセのない味わいなので、幅広い食事に合わせられるタイプだと思います。

 

 

フタはアルミキャップだけで、プラスティックのカバーは付いていません。

飲み切り必至、ですが、以前に飲んだ他のカップ酒のカバーを保存してあるのを使ったので、今回は2本を一気飲みすることはかろうじて避けることができました(笑)

 

ちなみに、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、この「ほまれ酒造」は、タレントとして活躍している唐橋ユミさんのご実家で、現在はお兄様が社長を務めています。

ファンなら贔屓にしたくなりますね 

 


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