ゆうべ(26日)夜は浜松で、静岡県ニュービジネス協議会西部部会の望年会(忘年会)に参加し、本年度の静岡県ニュービジネス大賞を受賞したやまと興業㈱の小杉昌弘社長、花の舞酒造㈱の高田和夫社長はじめ、女性経営者、若手社員など元気な浜松の企業人たちと楽しいひとときを過ごしました。
輸送用機械メーカーのやまと興業で受賞対象となったのは、同社のアイビーエックス事業部で手がけた新規事業。持ち前の超硬合金技術を、食品加工に応用し、超微粉末茶を開発したのです。抹茶のような粉末茶は、お茶の栄養をまるごと摂取できるとあって、さかんに作られていますが、機械メーカーさんが手がけるというのは画期的ですよね。しかもハンパな細かさじゃない。
同社では、飲用だけでなく、花粉アレルギーに効くといわれる「べにふうき」を超微粉末にして立体型マスクに織り込み、今までにない防花粉効果を上げるなど、さまざまな製品に応用させています。
花粉アレルギーの人は、正月明けぐらいから「べにふうき」を飲んで体質改善を図るほうがいいと聞きます。べにふうきはあくまでもお茶であって、飲めばすぐ効く薬じゃないんで、漢方のようにじっくり時間をかけて抗アレルギー体質に変えていくわけですね。
粉末べにふうき&べにふうきマスク、花粉予防策を考えている人には、ぜひおススメ。静岡らしい焼酎を呑みたい左党の人には、花の舞の焼酎を微粉末茶で割ったお茶割りをおススメします!
年末の忘年会がひと段落し、今日からは正月明け締め切りの原稿や編集作業のため、ほとんど自宅に缶詰めになります。合間を見て、「吟醸王国しずおか」のVチェックもしなければなりません。
家にいて楽しめることといえば料理ぐらいでしょうか。といっても独り身の台所では作れる材料も調理器具も知れています。
1年前にブログを書き始めて間もなく、集中したアクセスキーワードが「酒粕料理」で、最近になってまた増えてきました。やっぱり季節的に関心が高まるのでしょうか。
急に寒くなったので、仕事の合間に飲むのもコーヒーではなく甘酒。今年の2~3月ぐらいに蔵元でいただいた吟醸酒粕を使っていますが、静岡の、ていねいに洗米され・長期低温熟成した醗酵もろみって、酒粕も本当に美味しい! 粕歩合(もろみを搾った後、粕にする割合)が6~7割近いのですから、静岡吟醸の酒粕は、酒並みに高付加価値なんです。
約1年経って、香りは落ち着きましたが、味はほどよくまろやかになり、甘酒にすると、ビターチョコレートのような大人の甘さ&フレーバーになります。年明けにいい吟醸粕が入手できたら、少し熟成させてみるのも面白いですよ。
時々参考にしている日本酒造組合中央会の冊子「日本酒読本」(平成8年発行)に、料理研究家鈴木博子さん監修による料理レシピが載っています。実際作ってみたことがあるレシピを紹介しておきます。オーソドックスでシンプルなメニューですから、作ったことがある人も多いと思います。
酒と同様、酒粕もたくさん消費してくださいね!
◆酒粕酢味噌(材料は2人分)
①ボールに酒粕20g、西京味噌25g、辛子小さじ2分の1を混ぜ合わせ、酢大さじ2で伸ばす。
②塩、うまみ調味料で味を調える。
③サクラエビやシラスの釜上げ、ゆでたこ、あさりの酒蒸しなど、好みの魚貝類(火が通ったもの)を②であえる。
◆豚肉の酒粕煮(材料は2人分)
①鍋で水150ccを沸騰させ、豚ロース薄切り150gと生姜10gを入れ、アクをとる。
②酒粕60gに①の煮汁を少し加え、なめらかにのばしてから①の鍋に入れる。
③弱火で20分ぐらいコトコト煮て、しょうゆ大さじ1、砂糖大さじ1で味付けする。
④塩洗いしたわかめ15~20gを加えてサッと煮る。
⑤火を止め、わけぎをふり入れ、器に盛って練り辛子をのせて出来上がり。