なかなか読み進まなかったけれど
最後まで読みきらねば!と思わせる本でした。
人間の奥底にかくされた心情を
二転三転させながら追究していくストーリー。
重かった。
料理の描写が時折でてきて
胃が刺激されました。 美味しいものは太る(笑)
けれども食に関心をもつことは
自分を大切にする、
料理を通してきもちを伝える、
みんなで集まって同じ食卓を囲むことによって何かが生まれる、
いろんな効用を再確認。
そしてひとを裏切る人種も一定の
割合でいるんだろうなと
改めて怖くなる一面も。
この本にでてくる人物は
みんな複雑な事情をかかえ
それをトラウマに前に進めずに
もがき苦しむ。時にそれは他者からすればひとりよがりな考えだとしても誰にも相談できず一人で抱え込んで。
難しいことは抜きにして
困ったときには誰かに頼る。
そんな勇気も大切にすることを
鎧をかぶってるひとには
ぜひ読んでもらいたい。
それも立派な勇気だと。
ちなみに私はほぼオープン、
困ればだれかに話して発散。
我ながら幸せな性格で(笑)
最近価値観について考えている。
自分の価値観はいつ、どこから
どうやってできあがってきたのだろう。