先月5月は長野善光寺の(かぞえで)7年に一度の御開帳でした。
ご隠居は足かけ14年前に行政書士事務所の友人たちと千葉を夜中に車で出かけお朝事に間に合わせるため朝5時ごろ善光寺に着いたのを思い出しました。
あれから14年何もなく幸せに過ごせたのも善光寺のおかげと7年後はどうなっているかわからないと思い、急に御開帳終盤になって出かけました。
あまり早く行ってもご本尊様もお朝事が終わって疲れているだろうと思いおっとりがたなでホテルを出て長野駅前に着いたら善光寺行きのバス停は長蛇の列でした。
2kmぐらいなのでのんびり歩くことにしました。
参道までの道は以前にもまして綺麗に整備されています。
朝からパフォーマンスも繰り出しています。
丁石(ちょういし)
善光寺表参道の道沿いに109mごとに建つ「丁石」これは長野駅が善光寺から十八丁(約2km)あることを示し、阿弥陀如来の十八番目の誓願にちなんでいるとか。
4月3日回向柱建立式 (えこうばしらこんりゅうしき)
4月4日前立本尊御遷座式(まえだちごほんぞんごせんざしき)ご本尊が宝庫から本堂に運び入れます。
4月5日開闢抱擁(かいびゃくほうよう)いよいよ御開帳がはじまります。
4月25日(天台宗)中日庭儀大法要(ちゅうにちていぎだいほうよう)
5月9日(浄土宗)中日庭儀大法要(ちゅうにちていぎだいほうよう)
5月31日結願大法要(けちがんだいほうよう)
6月1日前立本尊御還座式(まえだちほんぞんかんざしき) 名残惜しく扉しまる。
さて大門南の入り口まで来ると
な、なんと ここからもう入りきれないほどのすごい人です。
回向柱にたどり着くまで約1時間30分かかりました。
三門の上の善光寺の文字に5羽のハトが隠れています。
人。人。人
参道にはお土産さん他にも宿坊も並んでいます。
ご隠居みたいな貧乏人は一泊6000円の東横インなんかに泊まって騒いでいますが金持ちは宿坊に泊まり優雅に精進料理を堪能して翌朝住職に案内されながらお朝事に出かけるのです。
(お朝事・・・日の出とともに本堂で始まる善光寺全山の僧侶が出仕して勤める法要。ご開帳期間はこの時前立本尊の厨子の扉が開かれ14年前来たときは感動的でした)
回向柱が近づいてきました。
回向柱と前立本尊の人差し指が「善の綱」で結ばれています。
専用の直通回線で結ばれているのでなんでも聞き入れてくれます。
前立本尊という名前もいいです。
ご隠居も回向柱に手を当てて「いつまでもパンツの中が元気のように」お参りしました。
なに?意味が違うんじゃないかって?
まあいいじゃないか。
本堂の上から見るとすごさが分かります。
御朱印をいただくのにも2時間待ち。諦めました。
長野駅のスタンプで代用します。あまりご利益無いかな?
峠の釜めし屋さんも御開帳モードです。
お坊さんの上にドローンでも落ちてきたら大騒ぎになっていい写真でも撮れないかなと空を見たら青空が広がっているだけでした。
だいたい人々が大騒ぎしている時に脇で冷やかに見ているのが好きです。
もっとも国債が暴落して日本国が倒産したなどと言うことになると第三者ではいられないので困ります。
しかしそれに備えてチマチマ貯金していても日本国がダメになれば対応できないのでみんなと一緒に右往左往して走り回りましょうか。配給は老人を先にしてくれなどと喚いたりして。
お金は価値のあるうちに使いましょう。安倍総理、国の借金返すのを第一の目標にしましょうよ。
世尊院。こちらも回向柱がありましたがそれほど並んでいませんでした。
みんなブランド志向です。
さて善光寺から午後は小布施の方に行く計画をしていましたがほとほと疲れたので止めました。
駅前でゆっくりして帰りながらしなの鉄道で信濃国分寺に寄ってみました。
金3000円にて回向柱のご分身をいただいてきました。毎日拝んでいると7年後も元気で善光寺御開帳に行けると信じています。
なお隣の猫は単なるガラクタです。参道で買ってきたので少しご利益あるかもしれませんね。