4月になりましたね。千葉では朝から冷たい雨が降っています。
平成29年度(新年度)です。
新しい学校に通う、会社に入社したとか転勤になったとか身の回りに変化があったでしょうか(活動を始めるのは月曜日以降でしょうけど)
ご隠居は仙人みたいな暮らしなので身の回りでは何も変わりません。
せいぜい最近摂生しているせいか血糖値の数値が良くなったという程度。
毎年同じことを書いていますがこの時期スーパーには鹿児島産のソラマメが並び始めました。ソラマメは好物です。
季節が進んでくるとソラマメの産地も列島を北上して、ゴールデンウィークの頃は関東地方の物が出荷されてきて、大相撲夏場所をTVで観ながらビールを飲むのが楽しみです。
花見川の遊歩道では冬の花と早春の花が入り乱れています。
生きている うちに近々 会おうやと 糖尿患う かつての上司
(朝日歌壇 流山市 葛岡昭男さんの作品)
会社を辞めてさあ第二の人生だ。年金も入って金の心配もないし子供たちも独立して時間もある。
と言っているうちに病気の心配です。うまくいかないものです。でも人生うまくいっている時のが少ないですよね。
ご隠居の知っている何人かの大金持ちで社会地位のある人でも隠れた悩み事を持っている人もいて、ある意味世の中、平等だなと思ったりします。
「今年は自治会の役員で会長にでもなったら死にたい気分だ」とかいう友人がいます。
「いやなことするのも生きている証し。死んだら気楽だけど美味しいものも食べられないぞ。だいたい今まで会社でもっと大変で辛いこと乗り越えて来たんでしょう」
と言ってやります。
さて3月で紹介した「騎士団長殺し」ですが1か月かけて上下読みました。
TVの2時間サスペンスみたいにすぐに死体が転がっているというような話ではありませんがミステリアスでどんどん読めます。
ただ雑に読みたくないのでゆっくりと毎日少しずつページをめくっていました。
読み終えるともっと物語が続いていて毎日過ごせればいいのにと思うぐらいぴったりきます。
「騎士団長殺し」という題も面白いですがナチスに関係している?・・・・・・・・。
村上春樹の作品に感想文を書くなどとは恐れ多いので止めておきます。
上下合わせても3600円(税別)。一回飲みに行くより安いのでぜひ購入して読破してください。村上さんに沢山印税が入れば又やる気を出していい作品を書いてくれるでしょう。
前作も仲のよかった友人たちと突然距離を置かれるようになった理由を探すというだけですがミステリアスでしたね。
朝日新聞の記事
「騎士団長殺し」の舞台は小田原から少し山の中に入った海の見える場所となっています。
毎日の時間の流れ、季節の移り変わりが美しく書かれています。
小田原市西部の入生田(いりうだ)に実在した近衛文麿の別荘も紹介されています。
小田原市ではハルキストが舞台になった場所を巡りに来てくれることを期待しているそうです。
小説を読んで舞台になった場所を訪れ、映画になったら観るというのは人生の大きな楽しみです。
さて今月の終わりにはもうゴールデンウィークです。
新緑の美しい季節になります。
先日医者の待合室で週刊誌を読んでいたら天地真理のことが書いてありました。(中途半端に読んでいたので間違っていたらごめんなさい)
彼女は現在首都圏の老人ホームに入所しているそうです。
若い頃はお金がじゃんじゃん入って好き勝手に使っていたそうです。
今でもその癖が直らないでお金を持たせるとすぐに全部使ってしまうそうです。
だから娘さんが週三回2000円づつ渡しますがそれもすぐに使ってしまうそうですよ。
若い頃天地真理とか浅田美代子の大ファンだったのでちょっぴり淋しい感じがしました。