10月になりました。先日までの暑さがウソのようです。
元気に仕事に遊びに張り切って生活しているでしょうか。
朝から晩までスマホの画面ばかり見ている若い諸君!たまには澄み切った秋の空を見渡せば気持ちもすっきりしますよ。
そのうちシベリアあたりからお客様も飛んできます。
町を歩いていると何処からか金木犀の爽やかな香りが漂ってきます。
バラや椿のように派手な花を咲かせないので気がつきません。
「なんだオメィそこで咲いていたのか。もっと存在感示しな」と言いたくなります。
「猿の惑星・新世紀」を見てきました。
68年に初めて猿の惑星を見たときの衝撃はすごかった。
現在みたいにCG合成なんかしていないのですべてメイクで猿の顔を造ったのでしょう。
それに最後になってそれが地球上の物語だったという結末にも驚きました。
その後4作の続編はだんだんつまらなくなりました。
01年に第1作のリメイク版、11年には「猿の惑星・創世記」です。
猿と人間の映画ですが長い歴史があります。
さて今回の「猿の惑星・新世紀」です。
とにかくスクリーンを埋め尽くす猿の大群に圧倒されます。
森の中のコミュニティに無数のサルがうごめき、人間たちに立ち向かうシーンでは数えきれないほどのサルが走り回り、とにかく数がすごいのです。
そしてCG技術の進化がサルの喜怒哀楽の表現を見事に出しています。
シーザ役はアンディ・サーキスという人ですがCG技術ばかりでなくこの俳優の演技力も素晴らしいのでしょう。
「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム役も演じました。
ぼんやりみていると本当のチンパンジーが出てきて人間が吹き替えしているのではないかと思ってしまいます。
常識のある人間、いいサル?が沢山いても何処かボタンのかけ違いから憎悪,不信、恐怖が紛争を呼びます。
今も世界の各地では紛争が絶えないのですがほとんどの人は戦争なんかしたくないと思っているのではないでしょうか。
サルの扇動者コバに対して、人間と争いたくないと思いつつもついて行くシーザの子供のブルーアイズの表情がいい。
いつでも多数が同じ考えでも一部の演説のうまいサル(人間)、力の強いサル(人間)の恐怖心から流れが行ってしまうのでしょうか。
さてこの映画の結末を観ると続編がありそうです。
がっかりさせないような内容にしてもらいたいと思います。