モントリオール世界音楽祭で入賞した吉永小百合さんの映画「ふしぎな岬の喫茶店」の原作です。
原作者は船橋在住の森沢明夫さんです。
初めてこの人の小説を読みましたがサッと読めるような読みやすい内容です。
千葉県の鋸南町にある明鐘岬(みょうがねみさき)の「音楽と珈琲の店 岬」が舞台だそうです。
森沢さんは次のようにコメントしています。
「貴重な時間とお金を費やして読んでくれた人をいやな気分にしたくない。読んだ後に、喧嘩をした友人に電話をかけたくなるとか、精神状態や人生が少しでもよくなる手助けになればいい思ってています」
いい人が集まって、美しい景色があって、そこそこの人生を過ごせる。
羨ましいですがこういう生活は難しい。人間は人を恋しがりますが少し長く付き合うと我儘が出たり嫌なことが見えてきて離れてしまいます。
ましては共同で事業などやろうとすると最初は頑張りますが軌道に乗り始めると喧嘩になることが多いようですね。
良いとこも悪いこともよく知っている中学・高校や大学の友人がいたら大事にした方がいいようですよ。
主人公の悦子さんが話しているいいなと思ったフレーズがあります。
「過去を懐かしむことって、自分の生きてきた道のりをうけいれられいる証拠でしょう。辛かったことも含めて、これまでの人生の積み重ねをまるごと肯定できているから、あなたたちは『懐かしい』っていう気持ちで当時を思い出せるのよ。
もっといえば、その積み重ねそのものが、いまのあなたたちなんだから、自分を肯定して、受け入れて、大事に出来ているってことになるでしょう」
吉永小百合さん演じる悦子さんを観に行きたくなりました。10月11日ロードショウです。
合わせて房総半島の美しい景色も観ましょう。
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