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ローマは一日にして成らず(上)ー塩野七生

2022年03月19日 | 読書

評価5

再読(前回2020年4月5日)。
紀元前753年、ロムルスという若者と彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。その後七代にわたる王政は244年目の紀元前509年で終わり任期1年の二人の執政官が統治する共和政時代に入る。一千年にわたる古代ローマの興亡の物語がいま幕を上げる。

<歴代の王>
 ・初代  ロムルス
 ・二代目 ヌマ
 ・三代目 トゥルス・ホスティリウス
 ・四代目 アンクス・マルキウス
 ・五代目 タルクィニウス・プリスコ
 ・六代目 セルヴィウス・トゥリウス
 ・七代目 タルクィニウス(五代目の子)

被征服民を隷属化せず、奴隷にもせず「ローマ化」するという基本的な考え方を建国以来頑なに守り続けたのがローマ人だった。ここが、「わが道を行く」ギリシャ人と絶対的に違うところ。

2年ぶりの再読です。急がずネットで詳細を調べつつ読み直して行きたいと思います。