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ドキュメント 太平洋戦争への道ー半藤一利

2021年11月09日 | 読書

評価4

再読(前回2018年12月29日)。
ワシントン会議(大正11年)から真珠湾攻撃(昭和16年)まで、日本が戦争に突き進んだ歩みを克明に描き出した良書。盛岡中学出身の板垣征四郎、米内光政、及川古志郎が日本の命運を担っていた時代であることを実感するとともに、雰囲気に流されることの恐ろしさを知る。

「そこまで言うのならやらせてみよう」などという台詞で国民の運命が左右されて行く、なんという恐ろしいことだろう。山本五十六を代表する開戦反対派が叫んだような将来展望も持たず戦争に突入した日本の行き末は予想できたものだった。マスコミのご都合主義もあまりにひどい。

わが国ながら「昔も今もニッポンは情けない国だな~」と思ってしまった私である。




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